3年間の成長誓う 高田など3高校で入学式 気仙(別写真あり)
令和2年4月9日付 6面
新型ウイルス対応で規模縮小
大船渡、高田、住田の3高校で8日、入学式が行われた。このうち、陸前高田市の高田高校(村上弘校長)では、普通科と海洋システム科に計117人が入学。式に臨んだ新入生らが、期待を胸に3年間の成長を誓った。
県教委の「新たな県立高等学校再編計画」により、本年度から1学級減の3学級となった同校普通科には103人が入学。海洋システム科には、昨年度の倍以上となる14人が入学した。
式は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い規模を縮小。新入生のほか保護者、教職員、来賓らが出席した。
新入生呼名に続き、入学を許可した村上校長は「AIの発達やグローバル化など、予測困難な未来に対し、高校には新しい授業の形が求められている。新入生のみなさんには、自分の意志で物事を考える力をつけてもらうとともに、当たり前の生活の貴重さを感じながら毎日を過ごしてほしい」と式辞を述べた。
来賓祝辞のあと、新入生代表をして普通科の菊池大樹君が「新型コロナウイルスの影響で3月から休校となったことを受け、普段の学校生活のありがたさを身に染みて感じた。これから3年間、一日一日を悔いの無いよう過ごし、勉学や部活動、学校行事などに取り組んでいきたい」と宣誓。
歓迎のことばでは、在校生代表の千葉快成(かいせい)生徒会長(3年)が「中学生だったみなさんは、今日から高田高校の生徒となる。たった3年間しかない高校生活と向き合うことは、とても貴重なこと。自分にとって、かけがえのないものにしてほしい」と呼びかけた。
大船渡東高校の入学式は9日に行われる。