12月末まで通行止めに かさ上げ工事の一環で 大船渡町の市道役料新田線

 大船渡市大船渡町で行われている地ノ森(新田)地区内水排水対策工事の一環で、県道丸森権現堂線と接続する市道役料新田線約80㍍の全面通行止めが始まった。期間は12月末まで。周辺では、川口橋につながる市道野々田川口橋線の一部通行止め措置も続いているため、市などではドライバーらに理解と協力を求めている。
 地ノ森、新田地内では県道や市道のかさ上げ工事を展開。この一環で、本年度も随時、交通規制を予定している。
 市道役料新田線の全面通行止めは、18日から始まった。市などによると、道路沿いに構えるファミリーマート大船渡中央通り店の駐車場などとほぼ同じ高さにまでかさ上げされるという。
 通行止め区間の南側には、大船渡町と赤崎町を結ぶ交通の要所となっている新川口橋があり、今年3月20日に開通。一方、同橋と接続し、県道丸森権現堂線までの直線区間となる市道野々田川口橋線は現在も工事中で、8月ごろまで続く見込み。
 これまで、大船渡町から赤崎町に向かう際は県道から市道役料新田線に入り、市道盛川右岸線から新川口橋に向かうドライバーも多かった。市道周辺の事業所などに向かう際だけでなく、川口橋を利用する際も注意が必要となる。
 また、県道西側のJR大船渡線BRTとの交差部分では9月と11月にそれぞれ2週間程度、通行止めとなる見通し。県道も10月から11月にかけ、片側交互通行を予定している。
 市建設課土木係では「事業の進ちょくにより、規制方法や期間が変更となる。通行の際は現場の指示に従っていただきたい」としている。
 通行止め区間と今後実施予定の箇所をまとめた図は別掲。