「柿の葉茶」で活性化を 三陸恵みの会が体験会企画 7月26日に開催へ

▲ 柿の葉茶を飲みながら打ち合わせを重ねる会員たち

 大船渡市三陸町在住の女性住民らで組織する「三陸恵みの会」(古水たま会長、会員8人)は、「柿の葉茶」を生かした地域活性化への取り組みに力を入れている。本年度、さんりく基金助成事業の採択を受け、加工品の付加価値向上や交流人口増加などを目指す。来月26日(日)には、町内で柿の葉の収穫・加工や会員手づくりの料理を囲んだ交流会を計画している。
 平成23年の東日本大震災を契機とし「地域のために何かできないか」と、前身となる三陸特産品開発研究会が発足。地域資源を使った商品開発に取り組んできた。
 注目した一つが、気仙地方の民家などに多く植えられている小枝柿の葉。小枝柿は特産品である一方、栽培者の高齢化などが原因で収穫しない家庭も増えている。
 同会ではビタミンCが豊富とされる葉を採取し、乾燥後に専用機で焙煎、滅菌し、ふるいにかけて細かくして商品化。越喜来の道の駅「さんりく」などで販売してきた。
 地域に根ざした活動を続けてきた半面、高齢化などにより会員数が減少。さらに知名度が低く、特産品のアピールも十分とは言えない状況が続いていた。
 このため「外部からも認知される組織に」「直売組合の枠を超え、交流人口を増やしたい」と、助成事業に応募。専門家らの助言を受けながら商品開発や交流事業への取り組みを始めた。
 会員たちは22日、越喜来の三陸特産品生産施設に集まり、今後の方向性を協議。来月26日に気仙の住民らに参加を呼びかける作業体験会を開くことを確認した。
 浪板地内の越喜来湾を望む傾斜地に伸びる小枝柿の枝を採取し、乾燥させるまでの作業を体験。その後、焙煎作業も行うほか、会員が用意した食事を楽しみながら交流を深めることにしている。
 今後も柿の葉茶などのブランド化を推進しながら商品価値を高め、収益力の向上を見据える。ロゴマークやリーフレットの作成といったPR方法の検討に加え、地域内外から活動体験者を受け入れ、地域の魅力を発信することにしている。
 古水会長は「この地域にあるいいものを、後世に伝え残していきたい」と話している。活動に関する問い合わせは、総務の杉若さん(℡43・1575)へ。