夏の高校野球 沿岸南予選/大船渡が1回戦突破 あすの代表決定戦へ(別写真あり)
令和2年7月4日付 6面
大槌に10─1
令和2年夏季県高校野球大会・沿岸南地区予選は3日、釜石市の平田公園野球場で開幕した。初日は1回戦と代表決定戦の2試合を実施。気仙勢は、大船渡が1回戦で大槌に10─1で快勝し、5日(日)の代表決定戦進出を決めた。
大会は、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった今夏の「第102回全国高校野球選手権岩手大会」に代わるもの。開催にあたっては、選手や大会関係者の健康チェック強化や試合数、来場者数の制限など、ウイルス感染への対策を講じたうえ準備が進められてきた。
沿岸南地区予選には気仙の大船渡、大船渡東、高田、住田を含む7校が出場。1回戦1試合と代表決定戦3試合の計4試合で、地区代表3校を決める。
この日、気仙勢のトップを切って登場した大船渡は初回、2死一塁から4番・吉田昂の適時二塁打で1点を先制。二回に同点とされるも、四回には5番・及川太の適時二塁打で勝ち越し、さらに8番・細谷の適時打もあって3─1とした。
さらに、七回にも打線がつながり2得点。九回は打者一巡の猛攻で5点を挙げ、大きくリードを広げた。
守っては、先発・前川が9回を投げ抜き、無四死球、5奪三振の好投でチームを勝利に導いた。
大船渡の吉田昂生主将(3年)は「前半は少し緊張してしまったが、後半から調子を取り戻せた。試合を楽しみつつ、県大会出場を目指し、次の試合も勝ちに行きたい」と意気込んでいた。
大会最終日の5日は、代表決定戦第1試合(午前10時)で高田と住田、同第2試合(午後1時)で大船渡東と大船渡が戦う。
1回戦の結果次の通り。
▽1回戦
大船渡
100200205|10
010000000|1
大槌
(大)前川─及川太
(槌)植田基、神田、武田─小林
⚾三塁打=柏﨑(槌)
⚾二塁打=吉田昂、及川太、前川(大)