気仙地区中総体が開幕 8月1日までに9競技 感染予防で無観客実施

▲ 卓球競技の開会式で選手を代表して全力プレーを誓った熊谷選手=大船渡市民体育館

ソフトテニス競技で真剣勝負を繰り広げる選手ら=大船渡市民コート

 気仙地区中学校体育連盟(会長・千葉浩之大船渡一中校長)主催の第67回気仙地区中学校総合体育大会は11日、気仙各地で開幕した。8月1日(土)までに9競技を実施。初日は5競技が行われ、全9校の代表選手らが地区の頂点を目指して熱い戦いを繰り広げた。


全9校の選手が熱戦展開

 

 大会は、各地の中学生選手が日々の練習の成果を発揮するとともに、選手同士の親睦交流、スポーツを通じた心身の健全育成などを図る場。今回は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県中体連による県中総体夏季大会は中止となったが、気仙地区中体連では、十分な感染対策を講じ、人と人との接触を避けるため「無観客」で開催することを決定した。
 実施競技は、軟式野球、バレーボール、バスケットボール、ソフトテニス、卓球、サッカー、柔道、剣道、バドミントン。
 初日は軟式野球、サッカー、剣道、柔道以外の5競技を実施。同日予定されていた軟式野球は、グラウンドコンディション不良のため12日以降に延期となった。柔道は、全日本柔道連盟が発表した「新型コロナウイルス感染症対策と柔道練習・試合再開の指針」に基づき、8月1日の開催となる。
 実施競技のうち、大船渡市盛町の市民体育館では卓球競技が行われた。例年より規模を縮小した開会式では中体連卓球専門部長の村上誠末崎中校長が「3年生にとっては、3年間のまとめとなる大会。これまでの練習の成果を発揮し、自身の心に残る大会になるよう、一人一人が諦めず、勝利のために全力を尽くして」とあいさつ。
 来春、赤崎中との統合を控える綾里中の熊谷海亜(のあ)選手(3年)が「スポーツマンシップにのっとり、最後まで正々堂々と戦う」と宣誓した。
 各会場で、試合で使う用具やベンチの消毒、定期的な換気、マスクの適宜着用などの感染対策がとられる中、選手らは団体戦や個人戦で真剣勝負に挑み、白熱した試合を展開。
 無観客のため保護者らの姿はなかったが、会場にはチームの勝利を願う選手らの力強い声援が響き渡っていた。
 12日はバドミントン、柔道以外の7競技、13日(月)は軟式野球競技を行う。雨天順延。
 大会結果は後日掲載。