10月31日開催が決定 イベント詳細固まる 三陸花火大会

▲ 10月31日に開催されることが決まった三陸花火大会(写真は過去にマルゴーが打ち上げた花火、実行委提供)

 気仙の有志らが企画する「三陸花火大会」が10月31日(土)、陸前高田市で開かれることが決まり、イベントの詳細が発表された。来年始める構想の「三陸花火競技大会」のプレイベントで、約1万発を打ち上げる予定。観覧のメーン会場となる高田松原運動公園では、音楽ライブや飲食ブースを設けて盛り上げる。新型コロナウイルス感染症対策として、花火大会の模様をインターネット上でライブ配信する。
 主催は、陸前高田市内外の企業やまちづくり団体などでつくる実行委(浅間勝洋実行委員長)。三陸の観光振興、交流人口拡大を目的に、全国の花火業者が同市で競う「三陸花火競技大会」を来年以降、毎年開催しようと動き出した。
 プレイベントの三陸花火大会では、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中、悪疫退散、無病息災などの願いも込めて企画。全国の競技大会で優勝経験を持つ国内屈指の花火業者の㈱マルゴー(山梨県)が打ち上げを担当する。
 打ち上げ時間は午後7時〜8時。高田松原運動公園内の第一野球場「楽天イーグルス奇跡の一本松球場」では、打ち上げ前に音楽ライブを行う予定で、公園内では飲食ブース「さんりくフードビレッジ」も設ける。感染症対策に配慮した有料観覧席や車の中で花火を眺められるスペースも用意する。
 遠方からでも楽しめるようにと、複数のカメラで撮影するマルチアングルのライブ配信も行う。視聴者は自由にカメラを切り替えて観賞でき、一部有料配信を計画している。
 実行委はプレ大会の成功、来年からの本大会実現のため、準備運営に協力する個人、企業・団体やイベント協賛を募っている。今月29日(水)には、市民らにイベントの趣旨や概要を伝えようと、高田町の市コミュニティホールで説明会を開く。時間は午前10時〜正午で、誰でも参加できる。
 問い合わせは、浅間委員長(℡090・4426・8990)へ。