夏の高校野球県大会/高田がベスト4入り 一関一にコールド勝ち(別写真あり)

▲ 【一関第一─高田】六回、三塁から生還し、勝ち越しに喜ぶ高田の3番・熊谷大

あすの準決勝へ

 

 令和2年夏季県高校野球大会の県大会は4日目の21日、花巻市の花巻球場など県内2球場で準々決勝4試合が行われた。気仙勢で唯一勝ち残っている高田は一関第一と対戦し、8─1のコールド勝ちでベスト4入り。23日(木)の準決勝へ駒を進めた。
 大会は、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった今夏の「第102回全国高校野球選手権岩手大会」に代わるもの。25日(土)までの日程で試合が行われ、優勝チームには、東北各県の代表チームが集う「令和2年東北地区高等学校野球大会」(8月9〜11日、宮城県・石巻市民球場)への出場権が与えられる。
 この日、一関第一と対戦した高田は、五回に1点を先制をされるも、その裏に先頭の7番・平野の二塁打を足がかりに同点に追いついた。
 六回には3番・熊谷大が左中間二塁打を放ち、その後1死三塁とし、5番・大和田琉の適時二塁打で勝ち越した。さらに打線がつながり、打者一巡、長短6安打の猛攻で8─1と点差を広げた。
 守っては、先発・伊藤賢と四回途中から登板した2番手・佐藤の2投手の継投で1失点に抑え、コールド勝ちで4強入りを果たした。
 地区予選から数えて3回目のコールド勝ちと、勢いに乗る高田。従来と大会の形式は違うが、夏のベスト4進出は25年ぶりとなる。
 23日は、盛岡市の県営球場で準決勝2試合を実施。25日(土)の決勝進出をかけ、高田は第2試合(午後1時)で一関学院と戦う。
 平澤雄大郎主将(3年)は「試合では1点1点、みんなの集中力が続いたので良かったと思う。一関学院との戦いでも自分たちの野球をやりきりたい」と意気込む。
 ▽準々決勝
一関第一
0000100|1
000017x|8
高田
(七回コールド)
 (一)岩渕和、小野寺─髙橋啓
 (高)伊藤賢、佐藤─平野
 ⚾二塁打=平野、熊谷大、大和田琉、平澤、佐々木(高)