商品生かす〝洗練包装〟を 「柿の葉茶」販路開拓へ協議 三陸恵みの会(別写真あり)

▲ ラベルや包装デザインなどについて意見を交わす会員ら

 大船渡市三陸町の女性住民らで組織する三陸恵みの会(古水たま会長、会員8人)の「柿の葉茶」利活用に向けた協議が28日、越喜来の三陸特産品生産施設で行われた。新たな販路開拓に向け、「渋柿茶」と添えたラベルデザインをはじめ、より洗練された包装のあり方などを確認。10月中の販売を目指している。
 同会は平成23年の東日本大震災を契機に、「地域のために何かできないか」と発足した三陸特産品開発研究会が前身。地元の「ばあちゃんの技」を引き継いだ柿の葉茶や「だだちゃ豆」など、地域資源を活用した特産品・加工品の開発に取り組んできた。
 本年度は、加工品の付加価値向上や交流人口増加などを見据え、さんりく基金助成事業などの採択を受けている。事業による財源補助や人的資源を生かし、7月26日には初の加工体験交流会を開催。同31日には、今秋の販売に向けて葉の採取を行っていた。
 合わせて、専門家らの助言を受けながら商品開発にも着手。今回の打ち合わせ会には、会員ら約10人が集まり、試作したデザインや包装などについて協議した。
 柿の葉茶はビタミンやミネラル、ポリフェノールが豊富に含まれているとされ、すっきりとした味は冷茶などでも親しまれる。こうした味がより直接的に響きやすいよう「渋柿茶」などのキーワードを添えたほか、素材を生かした魅力が伝わりやすいデザインにまとまった。
 当面はスタンドパック型の包装に、ティーバッグを詰める商品を中心に販売を進める計画。葉の収穫後に行った食品検査結果なども生かし、新包装での販売は10月10日(土)を計画している。
 この日の協議では、小枝柿商品との詰め合わせやSNSを生かした情報発信、首都圏での商談会参加などについても意見を交わした。9月に再度打ち合わせの場を設け、具体的な販路開拓などについて詰めることにしている。
 古水会長は「やっとここまで来たか、という思い。皆さんの支えがあって高級感があり、贈答品などにも生かせる包装の形が出来上がってきた」と話していた。