感謝と愛を込めエール CD『大船渡物語』発売 アカペラユニットXUXU

▲ 10月にさんりく・大船渡ふるさと大使就任10周年を迎えるメンバー

 

XUXUが新たにリリースした『大船渡物語』

 大船渡市のさんりく・大船渡ふるさと大使を務めるアカペラ・ユニット「XUXU(しゅしゅ)」が22日、同大使就任10周年記念作品『大船渡物語』を発売した。大船渡にちなんで制作されたオリジナル楽曲5曲を収録し、メンバーらの活動の様子をまとめた特典DVD付き。大船渡への感謝と愛が詰まった1枚となっており、市民らに歌でエールを送っている。
 XUXUは平成14年にメジャーデビューし、現在はyukiさん、asukaさん、yumiさんの3人で活動。これまでに13枚のアルバムをリリースし、国内外でのコンサートやメディアへの出演などで活躍している。
 大船渡とは、21年に三陸・大船渡東京タワーさんままつりのテーマソング『オラ!サンマ!』を手がけたのが縁で、同年10月にさんりく・大船渡ふるさと大使に就任。これまで、大船渡にちなんだ楽曲として『ようこそ大船渡へ』(22年)、『camellia~椿のうた~』(23年)、『大船渡から世界へ』(27年)、『ホタテロック』(29年)を発表している。
 東日本大震災後は、歌を通じて大船渡を支援。『camellia~椿のうた~』などを収録した復興支援CDの売り上げ全額を同市に贈っているほか、市内各地で歌声を披露し、エールを送り続けている。
 今年10月には、さんりく・大船渡ふるさと大使就任から10周年を迎える。『大船渡物語』はこれを記念する1枚であり、今年は新型コロナウイルスの影響で中止となった東京タワーさんままつりの開催日『秋分の日』に合わせて発売した。
 『大船渡物語』は、5曲を収録したCDと特典DVDがセットになっている。DVDには、東京タワーさんままつりで有志と共に歌を披露する「XUXUっぺしプロジェクト」をはじめ、三陸・大船渡夏まつりや今年3月に大船渡で開かれたイベント「かたりつぎ」に出演した様子を『camellia~椿のうた~』とともにまとめた。
 映像の折々には、市内の観光施設や海、ツバキの花々など、大船渡を象徴する風景も織り交ぜ、市民らへの感謝の気持ちを込めた。大船渡湾の湾口防波堤と満開のツバキが印象的なCDジャケットは、赤崎町在住のグラフィックデザイナー・菅原英資さんがデザインした。
 来年は結成20周年を迎えるXUXU。今回のリリースに当たり、リーダーのyukiさんは「大船渡は私たちにとってふるさとであり、たくさんの感謝をこの『大船渡物語』に込めた」とし、「新型ウイルスの影響で市民の方々と直接お会いできず、無念さとやるせなさを感じるが、そんなときだからこそ、大船渡の皆さんの力強さを胸に頑張りたい。今後も歌で皆さんとつながり、メッセージを発信していく」と話している。
 『大船渡物語』は1枚2710円(送料込み3000円)で、XUXUの公式ホームページ(http://www.xuxu442.com/)から購入可能。ホームページの「CD情報」から『大船渡物語』をクリックすると、メールで申し込みができる。問い合わせはメール(info@xuxu442.com)で受け付けている。