GoTo対応進める 地域クーポンとEat 飲食店主ら参加し説明会

▲ GoToEatの登録方法について聞く飲食業関係者ら

 陸前高田市の陸前高田商工会(伊東孝会長)などは21日、高田町のキャピタルホテル1000で、GoToトラベルの地域共通クーポン制度とGoToEatにかかる説明会を開いた。市内の飲食店主らが出席し、両事業の仕組みや登録方法などについて理解を深めた。
 地域共通クーポンは、新型コロナウイルス感染症の影響で冷え込む国内旅行の喚起を図ろうという、国のGoToトラベル事業に含まれる。旅行代金の15%相当額(1人1泊当たり上限6000円、日帰りは3000円)をクーポンとして旅行者に配布し、宿泊地などでの消費を促そうとのもので、今月1日からスタートした。
 一方のGoToEatは、飲食業の需要喚起を図るキャンペーンで、本県では「岩手の食を応援!いわてGoToEatキャンペーン」として、プレミアム付食事券発行事業を11月1日(日)から始める。1冊5000円(500円のチケット10枚つづり)の食事券を4000円で販売する。
 いずれも、取扱店となるためには事前申請が必要。同日の説明会は制度の概要や申請方法に理解を深めてもらい、市内での受け入れ体制早期構築を図ろうと、商工会や観光物産協会、飲食業と旅館ホテルの両生活衛生同業組合支部の呼びかけで開かれたもので、飲食業関係者を中心に約20人が参加した。
 地域共通クーポンについてはGoToトラベル岩手事務局、GoToEatはカフェフードバーわいわい代表・店長の太田明成さん(54)が説明。飲食店が地域共通クーポンの取り扱いをしたい場合、GoToEatの登録も必要となることなど、留意点を伝えた。
 会場では両事業申請のサポートも行われ、早速スマートフォンなどを使って手続きを進める事業者も。太田さんは「すでに地域共通クーポンを持って陸前高田を訪れている人もいるだろう。GoToEatと合わせ、よい方向に持っていけるよう取り組んでいこう」と呼びかけていた。