高田女子が春高バレー県予選V 7年ぶり21回目の栄冠

▲ 7年ぶりの優勝を果たし、春高バレーの出場を決めた女子の高田

全5試合ストレート勝ち

 

 第73回全日本バレーボール高校選手権大会(春の高校バレー)県予選会は3日まで、盛岡市の盛岡タカヤアリーナなどで開かれ、女子は高田が7年ぶり21回目の優勝を果たした。来年1月5日(火)に開幕する春高バレーへの出場を決めた。
 高田は、初戦から決勝までの全5試合をすべてストレート勝ちで頂点に駆け上がった。準決勝では、県予選会6連覇中の王者・盛岡誠桜を相手に1セットも許さず勝利した。
 決勝は、花巻南と対戦。高田伝統の粘り強いレシーブで相手に主導権を譲らず、セット数3─0で栄冠を手にした。
 セッターの佐藤那津美主将(高田第一中出身、3年)、レフトの村上ゆず選手(同、3年)、ミドルブロッカーの佐藤紅葉選手(大船渡一中出身、3年)は、中学時代にJOCジュニアオリンピックカップ全国都道府県対抗中学バレーボール大会の県選抜にメンバー入りした。最後となる予選会でもチームを引っ張る活躍を見せ、優秀選手に選ばれた。
 春高バレーに出場するのは平成26年以来。2年前には全国高校総合体育大会(インターハイ)に9年ぶりに出場し、悲願の「全国1勝」を果たした。夢舞台の春高バレーでの活躍にも期待が集まる。
 春高バレーは来年1月5日、東京体育館で始まる。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため無観客で実施される。
 気仙勢の結果は次の通り。


 【男子】
 ▽1回戦
盛岡南 2─0 大船渡
一関修紅 2─0 大船渡東


 【女子】
 ▽1回戦
一関第一 2─0 大船渡東
高田 2─0 宮古商工
大船渡 2─0 一関第二
 ▽2回戦
高田 2─0 盛岡第三
大船渡 2─0 一戸
 ▽3回戦
高田 2─0 盛岡市立
盛岡誠桜 2─0 大船渡
 ▽準決勝
高田 2─0 盛岡誠桜
 ▽決勝
高田 3(25—19 25—21 25—20 )0 花巻南

 ▽優秀選手=佐藤那津美、村上ゆず、佐藤紅葉(高田)松田由希菜(大船渡)


 ※高田高校▽監督=倉成瑞紀▽コーチ=岩渕創▽マネジャー=川畑美紗希▽選手=佐藤那津美(主将)、佐藤紅葉、菅野由夏、村上ゆず、蒲生裕、菅野紀澄、菅野愛果、萩原風季、佐藤亜夕、菅野莉実、武藏美海、佐々木咲良、千葉南海、渡辺真依、佐々木結衣