ツバキが彩るまち形成を レッドカーペット・プロジェクト始動 現地で植樹会
令和2年11月18日付 2面
6次産業化も推進へ
陸前高田市の一般社団法人レッドカーペット・プロジェクト(髙橋和良代表理事)は17日、東日本大震災で被災した高田町の低地部で、市の花であるツバキの植樹会を開いた。同法人は市と連携し、ツバキを活用した6次産業化を目指しており、苗木の植樹は10月に始まった。将来的には2・6㌶の広大な土地でおよそ8000本を育てる計画で、同日までに311本を植え終えた。関係者らはツバキの花が一帯を赤色に染める美しいまちを思い浮かべながら丁寧に作業した。
管理している畑は、キャピタルホテル1000近くの市有地で、広さは約40㌃。植樹会はサポーター企業の岩手ダイハツ販売㈱(中田利光社長)の協賛で実施され、プロジェクトスタッフや市、同社関係者、地元の親子ら合わせて約90人が参加した。
この日植えたのは、大船渡東高農芸科学科の生徒が生産しているヤブツバキと乙女椿の2種類計111本。高さ1㍍ほどで、参加者が熱心に植樹作業に当たった。
同科の及川隼人君(2年)は「自分たちが育てたツバキが植えられてうれしい。きれいなツバキでいっぱいのにぎやかな場所になってほしい」と願いを込めた。
畑の中央に植えたシンボルツリーは、樹齢約30年、高さ約3・5㍍のヤブツバキ。代表者らが根元に土をかぶせ、健やかな成長を願った。
同プロジェクトは、地元有志らが平成27年から気仙両市で進めてきたツバキの植栽活動を拡大し、新たな産業や雇用の創出にも結びつけようと、今年6月に設立。髙橋代表理事は、椿茶などの製造を手がける㈱バンザイ・ファクトリー代表取締役を務める。
7月には6次産業化推進に向け、市と連携協力協定を締結。植樹作業は高田町の就労継続支援B型事業所「作業所きらり」などに業務委託し、椿油を使ったヘアオイルなど商品開発にも力を入れている。
髙橋代表理事は「市内の未利用地を有効活用する新たな取り組みを始められて純粋にうれしい。陸前高田市民として復興のため何ができるか考えるべきで、こうした市民の動きを見て、将来を担う子どもたちが『自分もこのまちで何か新しいことをしてみよう』と思ってくれたらいい」と笑顔で話した。





