大船渡の店舗も取材 三陸ラーメンガイドブック(別写真あり)

▲ 大船渡を訪れたなかはらさん㊨

なかはらさんが漫画担当

 

 三陸グルメマンガプロジェクト実行委員会(代表・山王敏彦久慈商工会議所会頭)は、来年2月下旬ごろに、三陸各都市のラーメン店をグルメマンガで紹介するガイドブックを発行する。この一環で、漫画家なかはら・ももたさんが今月中旬、大船渡市内の店舗を訪れ、東日本大震災以降の苦難やこだわりなどを取材。三陸沿岸道路を利用した観光客らの活用などが期待される。
 同実行委員会は、三陸沿岸の商工会議所や行政機関で構成。来年、全線開通予定の三陸沿岸道路の利用拡大に加え、道路利用者を地域の飲食店に誘客しようと企画した。
 掲載地域は青森県の八戸市と岩手県の久慈市、宮古市、釜石市、大船渡市の計5市。各市3店舗前後をグルメ漫画で紹介するほか、カラー画像付きの店舗紹介、所在地一覧などで構成する。
 なかはらさんは、NHK朝の連続テレビ小説『半分、青い。』で、ヒロインが描く漫画を担当したことでも知られる。取材の一環で今月15~19日に各市を回り、グルメ漫画で取り上げる店舗で取材を行った。
 このうち、最終日の19日には、大船渡市赤崎町のらーめんランド大船渡店を訪れ、経営する㈲ナカジマの中嶋隆一代表取締役らが対応。同店は店舗を構えて4カ月後に東日本大震災で被災しており、営業再開までの経緯などを明かした。
 同店名物の「地獄らーめん」に関するエピソードも紹介すると、激辛料理は〝いける口〟とあって、なかはらさんが注文。一口目は「辛い」とこぼしたが、笑顔を見せていた。
 なかはらさんは「東日本大震災で被災している店舗が多く、再開するのも大変だが、そこから10年続いているのもすごいことで、地元に根ざしているからこそ。どの店舗も、新型コロナウイルスの対策もしっかり講じている」と話していた。
 ガイドブックは1万2000部発行予定。完成後は、各地の道の駅施設などに置くことにしている。
 実行委の運営を担う久慈商工会議所地域振興課の中野康宏主任主査は「漫画は、幅広い世代が親しむことができる。いらっしゃった方々がガイドブックでラーメン店を知って立ち寄ったり、各地を巡るなどしてもらえれば」と期待を込める。