大船渡産を楽しんで 飲食店10店舗が参加 さんまグルメフェア

▲ 「さかなグルメ」の拡大を図る本年度の取り組みがスタート

 さかなグルメのまち大船渡実行委員会(及川廣章委員長)による「大船渡さんまグルメフェア」が24日、大船渡市内で始まった。本年度は、サンマをはじめ大船渡産の魚類を使った「さかなグルメ」を市民や来訪者に味わってもらおうと、10店舗が参加。期間は12月23日(水)までで、最大1万円分の食事券が当たる企画も設けており、広く来店を呼びかけている。
 実行委は「大船渡市をもっと元気にしたい」という思いを持った市民が集まり、市とも協力し、平成28年度からまちおこし活動を展開。市民も観光客も楽しめる「さかなグルメのまち大船渡」を目指し、大船渡が本州一の水揚げを誇るサンマにスポットライトを当てた取り組みを行ってきた。
 一方で、近年はサンマの不漁が続き、通年でサンマを味わえる飲食店は少ない。本年度は、サンマをはじめとする大船渡産の魚類を使った「さかなグルメ」の開発を進め、市民や来訪者に楽しんでもらおうと、市内で対象メニューを提供できる店舗を募った。
 今回のフェアには、10店舗が参加。このうち、大船渡町の活魚すごうは、いさだコロッケでエントリーしている。大船渡産のイサダを衣やクリームに練り込んでおり、数年前から常時メニューにも取り入れ、好評を博している。
 活魚すごうを運営する㈲菅生の熊谷瞳美さん(35)は、同実行委員会のグルメ事業の一員として、地元産を生かした活性化策に携わる。「大船渡はイサダも日本有数の水揚げを誇り、食用活用への注目が集まっている」と期待を込める。
 他の参加店のメニューでは、半数以上がサンマを生かしたメニューに。熊谷さんは「秋になると食べたくなるものではあるが、今年はまだ味わっていない方も多いのでは。各店舗では感染防止も徹底しており、安心して来てほしい」と話している。
 期間中、参加店舗で対象メニューを注文した来店客には、応募券を配布。必要事項を記入し、店内の応募箱に投函した中から抽選で1000円~1万円分の食事券が当たるプレゼント企画もある。
 事業に関する問い合わせは実行委事務局(市観光推進室内、℡27・3111)へ。参加店舗は次の通り(カッコ内は店舗所在地と対象メニュー)。


 海の幸ふるまいセンター(大船渡町、さんま塩焼き)

 ガガニコ食堂(同、海鮮ミックスフライ定食)

 活魚すごう(同、いさだコロッケ)

 碁石海岸レストハウス(末崎町、大船渡さんまら~めん)

 天使の森(大船渡町、さんまのっけラーメン)
 とよまるや(大船渡町、さんまギョーザラーメン)

 ニュー香園(盛町、ほたて塩ラーメン)

 萬来食堂(大船渡町、さんまうめ~めん)

 BOBBERS(同、スモークサンマのペペロンチーノ)

 れすとらん海~kai~(同、秋刀魚タンタンめん・秋冬サンタン丼)