ワクワクの冬休みへ コロナ対策も忘れずに 気仙の小中学校で終業式ピーク(別写真あり)

▲ 教員の問いかけに元気よく手を挙げて応える吉浜小の児童たち

 気仙3市町の小中学校で25日、2学期の終業式がピークを迎えた。終業式が行われた各校では、児童・生徒が2学期の学校生活を振り返るとともに、冬休みの過ごし方についても確認。県内でも新型コロナウイルスの感染が拡大していることから、手洗いうがいやマスク着用といった対策も忘れないよう、改めて気を引き締めた。
 この日は、気仙3市町の合わせて17小中学校で終業式が行われた。
 このうち、大船渡市の吉浜小学校(寺澤貴裕校長、児童46人)では、冒頭に寺澤校長があいさつ。児童会長の佐々木和仁君(6年)が考えた〝吉浜小のいいところベスト3〟や、マラソン大会で昨年から1分以上タイムを縮めた児童などを紹介したうえで、「今年の冬休みはいつもと違う。コロナにうつらない、コロナをうつさないよう気を付けて。苦しいときはマスクを外してもいいけれど、その時はなぜマスクをしているのかをよく考えて行動を。優しい気持ちを忘れずに冬休みを過ごし、3学期にまた会いましょう」と呼び掛けた。
 続いて、児童代表の菊地莉乃さん(1年)と岡﨑花菜さん(4年)が、2学期に頑張ったことと冬休みの目標を発表。学校行事や日々の生活を振り返ったほか、冬休み中に頑張ることとして2人とも縄跳びを挙げた。
 式は全校での校歌斉唱で終了。このあと、各種コンクールの入賞者を表彰し、冬休みの生活に関する注意事項を説明した。
 教室に戻ってからは、学年ごとに学活を行った。初めての冬休みを迎える1年生は、改めて長期休暇中の暮らし方を確認。冬休みの楽しみを発表したほか、2学期の頑張りをたたえての表彰も行った。
 担任の教員から「冬休みが楽しみな人は?」と尋ねられ、児童たちが元気いっぱいに手を挙げて応える場面も。クリスマスプレゼントを紹介する時間もあり、何をもらったのかうれしそうな笑顔で説明していた。
 気仙の小中学校の終業式は、同日までにすべての学校で行われた。