オンライン販売に力  三陸町の道の駅 さんりく 全国へ地元商品PR

▲ 開設したオンラインショップで発信に力を入れる大船渡市産のホタテやアワビ、イクラなどの商品

 大船渡市三陸町越喜来の三陸ふるさと振興㈱(中井昭樹社長)は、運営する道の駅さんりくの商品をインターネットで販売するオンラインショップを開設し、発信に力を入れている。新型コロナウイルスの感染拡大が続き、人の往来が制限される中、地元産の海産物などを全国に広くPRする。オンラインショップのオープニングキャンペーンとして、注文先着1000人に対象13品を送料無料の特別価格で販売している。

 

20周年でホタテ特売

 

 オンラインショップの商品は全て大船渡市産で、ホタテやアワビ、イクラ、海藻、銘菓の詰め合わせなど。全て店頭でも販売している。海鮮セットは種類、価格別(税込み3000円~13800円)に5セット(A~E)を用意。ホームページで写真付きで紹介し、24時間注文を受け付けている。
 道の駅さんりくは平成12年に道の駅に登録され、昨年夏で20周年を迎えた。記念企画として、今月21日(木)からは三陸町産の活ホタテ大サイズ20枚(税込み5000円、送料無料)を300セット、オンラインショップ限定で特売する。
 支払い方法は、商品引き渡し時の代引きかクレジットカードを選べる。オープニングキャンペーン終了後(オンライン注文者が1000人に達したあと)は送料がかかり、注文受付時に連絡。商品の準備ができ次第、発送する。
 同道の駅では昨年、新型コロナウイルス感染拡大の影響と、看板商品の一つでもあるホタテの貝毒による出荷規制が長く続き、ダブルパンチの売り上げ減に苦しんだ。オンラインショップの開設に合わせ、ホームページもリニューアルし、発信力を強化している。
 同社の尾坪明総務部長は「新型コロナの影響で地元の農水産物の販売が低迷している。オンライン販売を全国に普及し、販路拡大を図りたい」と力を込める。
 問い合わせは同社(℡44・3241)へ。