大船渡一女子が優勝飾る 中学選抜卓球大会県予選 3月の全国大会出場へ

▲ 全国大会出場を決めた大船渡一女子卓球部の選手たち

 県卓球協会主催の第22回全国中学選抜卓球大会県予選会はこのほど、奥州市の市総合体育館で開かれた。気仙勢は、女子団体戦に臨んだ大船渡市立第一中学校が大会初優勝。昨年の県新人大会に続いて2度目の県制覇を成し遂げ、全国大会への切符を手にした。
 大会は、男女各部で5シングルスの団体戦を行い、各部の優勝校に与えられる全国大会の出場権をかけ、選手たちが白熱した試合を展開した。
 このうち、女子団体にはオープン参加を含めた16校が出場。5ブロックに分かれての予選リーグと、上位5校での決勝トーナメントで優勝を争った。
 大船渡一は、3校での予選を全勝して決勝トーナメントに駒を進めると、準決勝では大宮中にストレート勝ちして決勝進出。決勝は、県新人大会決勝で対戦した河南中との〝再戦〟となった。
 試合は、互いに1セットずつを奪い合う互角の展開となったが、大船渡一が第3、第4セットを連続で奪って3―1とし、大会初優勝を成し遂げた。
 この結果、大船渡一は3月27(土)、28(日)の両日、島根県出雲市の県立浜山体育館で開催される「第22回全国中学選抜卓球大会」への出場権を獲得した。
 鈴木姫凪主将(2年)は「決勝では、県新人大会と同じ顔合わせとなり、やりにくさを感じる部分もあったが、選手同士で声をかけ合い、いい結果で終えることができた。県新人大会では、先に続く大会が無かったので、全国につながる今大会で優勝できたことはとてもうれしい」と振り返り、「初めての全国の舞台で、目標はベスト8。出場するメンバーはもちろん、部活の仲間や先生方、応援してくれる保護者への感謝を忘れず、いいプレーができるようにコンディションを上げていきたい」と意気込みを語った。
 今大会の男子団体には、大船渡と大船渡一が出場したが、大船渡一は予選リーグ敗退、大船渡は予選を通過し決勝トーナメントに進んだものの準決勝で石鳥谷に敗れ、決勝進出を逃した。
 気仙勢の主な結果次の通り。
 【男子】
 ◆団体
 ▽決勝トーナメント準決勝
石鳥谷3―0大船渡
 【女子】
 ◆団体
 ▽決勝トーナメント準決勝
大船渡一3―0大  宮
 ▽決勝
大船渡一3―1河  南
 ※大船渡市立第一中学校女子卓球部▽監督=鈴木崇文▽選手=鈴木姫凪(主将)、菅野さくら、大畑穂乃佳、松川裳那、川畑結愛、新沼怜奈