摘みたての大粒に笑顔 大洋会の観光農園いちごパーク開園(動画、別写真あり)

▲ 甘いイチゴを頬張り笑顔の園児

 大船渡市の社会福祉法人・大洋会(木川田典彌理事長)が陸前高田市矢作町に整備したイチゴの観光農園「いちごパーク」は、9日にオープンした。同法人が運営する障害者就労支援施設が運営・管理し、利用者の作業の場確保、工賃増を図るとともに同市の観光振興への寄与を目指す。オープン初日は招待された地元の保育園児や小学生らがイチゴ狩りを楽しんだ。

 

障害者の工賃増目指す

 

 いちごパークは、同町の就労継続支援B型事業所「せせらぎ」(米田智所長)が運営・管理する。9日は、利用者でつくる自治会の熊谷勝夫会長(71)が開園を宣言し、下矢作保育園の2〜5歳児や矢作小児童らが訪れた。
 子どもたちは、広々としたハウスで育つ食べごろのイチゴを見て大はしゃぎ。「大きいのが取れた」などと話しながら次々と頬張っていた。
 同園年長の菅野麗ちゃん(6)は「イチゴがいっぱいあって、びっくりした。甘くておいしい」と喜び、同校1年の村上朔哉君(7)は「次はお父さん、お母さんたちと一緒に食べに来たい」と笑顔をみせた。
 建設地は、矢作小の旧仮設グラウンドの私有地で、いちごパークの広さは約2400平方㍍。昨年6月に着工、同9月に完成し、総事業費は6875万円。土耕栽培よりも作業負担の軽い高設栽培を採用し、一部通路は車いすの人でも通れるよう広めに確保した。室内の温度や湿度などを一元管理し、液肥を自動で供給する設備も導入した。
 栽培しているのは「紅ほっぺ」「やよいひめ」など6品種合わせて約1万2000株。昨年秋の定植まで、同パーク隣に先行整備した育苗ハウスで苗を増やしてきた。将来的には1万4000株程度の栽培を目指す。
 せせらぎ利用者2〜5人が職員とともに管理作業に当たり、専従スタッフも新たに雇用した。敷地内には平屋建ての作業棟を建て、直売スペースや障害者用トイレを設けた。
 開園は5月末までで、来年以降は毎年1〜5月の営業を計画。来園者数は年間3600人を目標に掲げる。
 営業時間は午前10時〜午後3時で、月曜定休(祝日は営業)。入場料は大人(中学生以上)2000円、小学生1500円、幼児(3歳以上)1000円、3歳未満無料。30分間イチゴ狩りを食べ放題で楽しめる。今月中はオープンを記念し、1割引きで受け入れる。
 利用予約は前日まで。問い合わせは、せせらぎ(℡55・1890)へ。