最優秀賞は「はまピー」に 野活のイメージキャラ 佐々木さん(大船渡市)の作品
令和3年3月3日付 6面

県立野外活動センターのイメージキャラクターに選ばれた「はまピー」
県教育委員会は1日、陸前高田市広田町で7月に開所を予定する県立野外活動センター(愛称・ひろたハマラインパーク)のイメージキャラクターを発表した。県内から応募があったデザインの中から、最優秀賞には大船渡市のデザイナー・佐々木純太朗さんが手がけた「はまピー」が選ばれた。
同センターは、平成23年の東日本大震災津波で被災した旧県立高田松原野外活動センターの災害復旧事業として、震災前の気仙町から広田町大久保地内に移転新築するもの。最大200人が泊まれる管理・宿泊棟をはじめ、体育館、テニスコート、運動広場、キャンプ場などが設けられ、屋外体育施設は5月の利用開始を、全体開所と研修団体の受け入れは7月に予定している。
県教委は昨年、同センターのシンボルマークと愛称を募集し、11月に決定。イメージキャラクターは、同センターを広くPRし、より親しまれる施設とするため、一般公募で決めることとなった。
県内に在住・通勤・通学する人を対象に、今年1月7日〜25日までデザインを募集。その結果、地元の同市を中心に7歳から74歳までの204人から221作品が寄せられた。
選考の結果、最優秀賞には佐々木さんの作品「はまピー」が輝いた。はまピーは、同センターの所在地である「ひろた」の文字と、カモメ、ワカメをモチーフにしている。
佐々木さんは作品について、「ほかとは異なる『ひろたハマラインパーク』だけの唯一無二のデザインにした」と説明。かわいらしく、幅広い世代に親しまれるキャラクターに仕上げた。はまピーは今後、同センターの広報活動などに使用する。
このほか、優秀賞として3点を選出。県教委では当初、今月に入賞者をたたえる表彰式を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で見送るとしている。
優秀賞の受賞者は次の通り。
林萌生(高田東中1年)炭釜成実(大船渡市)板澤佳奈子(同)