「ランタン」で感謝示そう 夢海公園で11日に打ち上げ 参加者を募集
令和3年3月5日付 3面
大船渡市大船渡町の夢海公園で11日(木)午後7時から、東日本大震災10年に合わせた「スカイランタン」の打ち上げが行われる。浮かび上がる光を通じて「震災からの感謝を示そう」と企画。ランタンにメッセージを書く参加者を受け付けている。
打ち上げは、震災犠牲者に鎮魂の祈りをささげる「3・11キャッセンキャンドルナイト2021」の一環で実施。スカイランタン実行委員会(新沼崇久実行委員長)が主催し、大船渡商工会議所青年部や大船渡青年会議所、盛青年商工会、本増寺、㈱キャッセン大船渡が共催する。
熱気球のスカイランタンは直径約30㌢で、大きさは50㌢程度。内部にヘリウムガスを入れた風船を入れてLED電球を灯し、高さ10〜15㍍まで浮かび上がらせるが、地面とはひもでつなぐ。150〜200個の打ち上げを目指している。
受け付けは午後5時からで、打ち上げは同7時から30分程度。柔らかな光によって、区画整理事業などで変貌を遂げてきた大船渡の中心市街地を照らす。
新沼実行委員長(50)は「ランタンの明かりによって大船渡を幻想的に照らし、鎮魂やこれまでの感謝を伝え、この先の希望にもなれば。多くの方々に参加してほしい」と期待を込める。
参加費は1基3500円で、親子をはじめ複数でも可。スカイランタンはイベント終了後、参加者が持ち帰ることができる。新型コロナウイルス感染防止のため、ペンなどの筆記用具は持参を。
キャッセン大船渡エリアでのキャンドルナイトは、9日(火)から始まる。みなと公園やキャッセン内の「千年広場」での竹あかり展示に加え、須崎川イルミネーションも行う。11日には、須崎川親水区域で浮き玉流しも計画している。9日から3日間は、各地を回遊する臨時バスが運行される。
打ち上げに関する問い合わせは、実行委員長の新沼さん(℡090・8928・5520)へ。一連のイベントに関しては、キャッセン大船渡(℡22・7910)で対応している。