新型コロナウイルス/ワクチン接種券発送 一般高齢者は5月19日から段階的に実施

▲ 発送に向けて準備を行う職員

 住田町は19日、第1弾の新型コロナウイルスワクチン接種券を発送した。町では5月10日(月)~同18日(火)に高齢者施設従事者と入所者合わせて約160人、同19日(水)~同28日(金)に一般高齢者約160人を対象に1回目のワクチン接種を行うこととしている。一般高齢者のワクチン接種は、町内唯一の会場となる世田米の県立大船渡病院附属住田地域診療センターから遠い行政区の住民から段階的に行っていく。
 同町でのワクチン接種は、クラスター防止のために高齢者施設従事者と施設入所者を最優先で実施。以降は65歳以上の高齢者、65歳未満で基礎疾患のある人、64歳以下の町民の順で実施する。
 同町の65歳以上の高齢者は約2400人で、ワクチン接種は会場から遠い行政区を皮切りに開始。5月19日から28日にかけて、第1弾として約160人を対象に1回目のワクチン接種を行い、その後もワクチンの供給量を見ながら段階的に接種券を発送していく。
 接種券と同封されているのは氏名・生年月日が印字された予診票、接種予定日のお知らせ、返信用はがき、接種に関するチラシ。
 多くの自治体では接種券が届いてから自ら電話やインターネットで予約する方式だが、同町においては無駄のないワクチン使用と接種者の効率的なバス送迎を行うために、あらかじめ町側で接種予定日を指定。対象者はワクチン接種の希望や接種予定日の変更の有無などを返信用はがきに記入して投函すると、5月11日(火)までに接種日の決定通知が届く仕組みとなっている。
 ワクチン接種に関する情報は、町営ケーブルテレビ・住田テレビでの放送や広報4月号にも掲載するなどして発信していく。
 町では「住田地域診療センターでも、可能な限り早く接種できるよう努めていただいている。医療機関が限られているために接種までに時間はかかるが、町としても効率的な接種に努めていくので通知が届くまでお待ちいただければ」と理解を求め、返信用はがきも忘れずに投函するよう呼びかけている。
 ワクチン接種に関する相談は町保健福祉課(℡46・3862)まで。