オーガニックランド開園 ワタミが整備 今泉北地区に農業テーマパーク

▲ ハンバーガーなどを味わう家族連れ

 陸前高田市気仙町今泉北地区の「ワタミオーガニックランド」の一部が29日、本格オープンした。外食チェーン大手のワタミ㈱(本社・東京都、渡邉美樹代表取締役会長兼グループCEO)が整備している国内初の農業テーマパークで、事業面積約23㌶のうち、モデルエリアの3・3㌶で営業を本格化。同日は家族連れなどが訪れ、地元産食材を使ったバーベキューやハンバーガーを堪能した。(6面に関連記事あり)
 同日はあいにくの雨となったが、正午の開園と同時に市内外の客が訪れた。米崎町の菅野一歩さん(35)は家族4人でハンバーガーを味わい、「すごくボリュームがあるし、味も最高。いつかまた家族で遊びに来たい」と笑顔を見せた。
 来園者第1号となった高田町の小野寺麻美さん(32)は「気軽に来て楽しめる場が地元にできてうれしい。コロナ収束後は県外からも多くの人に来てほしい」と期待。長女の優奈さん(高田小5年)は「家族でバーベキューを食べるのが楽しみです」と話した。

本格オープンを記念し、テープカットを行う渡邉会長㊨と戸羽市長

 開園前には、オープニングセレモニーが行われ、関係者約80人が出席。戸羽太市長は「地域のにぎわいをつくっていく大きな挑戦であり、地方創生のモデルとなる場だ。オーガニックランドの発展を期待している」と待望の本格オープンを喜んだ。渡邉会長と交流の深い演出家で、テレビプロデューサーのテリー伊藤氏も駆けつけ、ワタミによる大事業にエールを送った。
 オーガニックランドは東日本大震災で被災した気仙川左岸に位置し、ワタミは20年かけて農場やレストラン、野外音楽堂などを段階的に整備していく。
 先行整備したモデルエリアは3月下旬に一部開業。ベビーリーフなど野菜の収穫体験を楽しめる農業ハウス3棟、最大で130人程度収容可能なバーベキュー棟1棟、物販も行うインフォメーション棟などがある。
 このほか、キッチンカー1台とトレーラーハウス1棟では焼き肉バーガーやソフトクリーム、クレープ、コーヒーなどドリンク類を提供している。
 渡邉会長は「コロナ禍の影響を受け、規模は当初想定していた半分程度からのスタートとなったが、まず一歩踏み出すことが大事だ。毎年一つずつイベントを、施設をつくっていき、われわれの思いに賛同する人の力を得ながら20年かけてオーガニックランドをつくっていく」と決意を新たにした。
 営業時間は平日午前10時~午後5時、土・日曜日、祝日午前10時~午後6時。休園日は毎週水曜日。