新型コロナウイルス/個別は24日、集団は26日から 高齢者向けワクチン接種 対象者に関係書類郵送

 大船渡市は、65歳以上の一般高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの個別接種を24日(月)から各医療機関で、集団接種を26日(水)から盛町の市民体育館で実施する。対象の約1万3000人には先月、接種券などを郵送しているが、今週中には予約方法などをまとめた書類が届く見込み。かかりつけ医療機関がある人らには個別接種を推奨し、医療機関に申し込むほか、集団接種は19日(水)から電話と予約サイトで受け付ける。

 

7月末の完了目指す

 

 市内では先月26日から、高齢者施設の入所者、職員を対象に先行実施が始まった。気仙医師会と、県立大船渡病院を含む市内全医療機関の協力体制が整い、ワクチン供給にもめどがついたことから、一般の高齢者にもワクチン接種を進める。
 医療機関での個別接種は、今月7日現在で14医療機関で実施予定。24日から順次、各医療機関のタイミングで始める。接種実施日や時間帯の詳細も、各機関にゆだねる。接種準備を進めている各機関の負担軽減の観点から、市では、おおむね17日(月)以降からの問い合わせを求めている。
 事前予約制を原則とし、かかりつけ医があるなどの接種希望者は、各自、医療機関に電話などで申し込む。市では「5月下旬~6月上旬は混雑が予想される。日程に余裕を持って申し込みを」「1回目の接種から3週間後の同じ曜日に2回目の接種となる。できるだけキャンセルや日程の変更が生じないように協力を」と呼びかけている。
 一方、市民体育館での集団接種は市内の12医療機関から医師、看護師の派遣協力を得て、市が直営で実施する。会場は当初、市総合福祉センターを予定していたが、国からの早期接種の要請を受け、規模を拡大して実施する。
 接種会場では、受け付け、予診票確認、状態観察などを行う。各接種日とも、医師2人以上の配置体制で実施する。
 集団接種もワクチンを無駄なく使い切るため、事前予約制。19日以降、予約センターの電話(22・8462、平日の午前10時~午後5時)かワクチン予約サイト(https://jump.mrso.jp/032034/)で対応する。
 接種・予約には先月郵送した接種券や予診票、本人証明の健康保険証や運転免許証などが必要。予診票には生年月日を書き込む欄があるが、市では西暦で記入するよう呼びかけている。
 申し込む際、接種希望者の氏名や生年月日、日中に連絡がとれる電話番号、接種券に記載されている接種券番号を伝える。接種券番号などが分かれば、家族らによる代理予約も可としている。
 市では、希望する一般高齢者への接種は、7月末の完了を目指す。接種に関する問い合わせは、市の相談窓口(℡22・8061)へ。

 個別接種の実施医療機関と、集団接種の予約・実施日は別表。