コロナに負けず楽しもう 陸前高田JCが6月26日に「未来文化祭」 多彩なアトラクション用意

▲ 会場となる館の沖公園前で当日の来場を呼びかける大林委員長

 陸前高田市の陸前高田青年会議所(JC、加藤隆史理事長)は6月26日(土)、高田町の市民文化会館「奇跡の一本松ホール」前の館の沖公園で「いわて未来文化祭」を開く。新型コロナウイルス感染症の影響でイベントが減る中、市民らに楽しんでもらおうと、地元の食を集めた「気仙うまいもん市」や歌や踊りのステージ、ヤギとの触れ合い体験など多彩な催しを繰り広げる。カラオケ大会も予定し、参加者を募集している。

 

カラオケ大会参加募集

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 イベントの時間は午前10時~午後3時。奇跡の一本松ホールで同日開かれる日本青年会議所東北地区岩手ブロック協議会主催のフォーラム「BORDERLESSフォーラム未来(あす)を変える力」(陸前高田JC主管)に合わせて開催する。
 気仙うまいもん市では、陸前高田市、住田町の8店舗・団体の飲食ブースが並ぶ。地元の高田高生も出店する。
 会場には大型エア遊具を設置する。ステージイベントでは、高田高書道部による書道パフォーマンス、気仙小児童のけんか七夕太鼓、地元歌手の雪音さん、まっとさんのライブ、米崎町の「アップルガールズ」による踊り、カラオケ大会を行う。
 カラオケ大会は昨年8月、同ホールで予定していた「NHKのど自慢」公開収録が新型ウイルス感染症の影響で中止となったことを受け、「のど自慢リベンジ大会」と銘打ち開催する。
 午前11時30分からと、午後1時30分からの2回に分け、年代を問わず誰でも出演できる。定員は先着10人。申し込みは電話、またはインターネット専用フォームで受け付けている。
 ヤギ2頭との触れ合い体験では、気仙杉を使った雨よけ用の小屋を作るワークショップも行う。時間は午前11時30分~午後1時。来場者からヤギの名前も募る。
 コロナ禍で地域イベントの中止、規模縮小が相次ぐ中、同JCいわてブロック大感謝祭企画委員会(大林孝典委員長)が、子どもたちに楽しい時間を提供しようと企画を練ってきた。フォーラムには県内13のJC会員が一堂に会する予定で、震災発生から10年を経た同市の復興の現状と、震災支援への感謝を発信する機会にも位置づける。
 大林委員長(36)は「新型コロナに最大限気をつけながらも楽しめるイベントにしたい。地元の児童・生徒も参加する。若い世代の元気な姿を発信できたらいい」と意気込んでいる。
 入場無料。新型ウイルス感染症防止のため、入場口を設ける。
 問い合わせやカラオケ大会の申し込みは、大林委員長(℡080・3003・0854)へ。