見守り兼ねた配食事業開始 好評受け対象拡充 高齢者に加え一般も利用可に
令和3年6月8日付 7面
陸前高田市は7日、高齢者世帯に夕食を週に1度配る見守り事業を開始した。昨年度始めた独自事業で、2年目の本年度は利用者の好評の声を受け、対象者を拡大。高齢者は1回400円だが、配達費込みで全額自己負担(1回1000円)すれば一般の市民でも利用できるようにした。実施は来年3月末までで、利用者数は約260人。市内飲食店の食事を毎週味わうことができ、市は随時申し込みを受け付けている。
本年度で2年目
初日の配達先は、矢作町と横田町の約40人。食事は3事業者が調理し、市内運送業者が家々を回った。
矢作町の畠山恭平さん(86)・チヨ子さん(84)夫妻のもとには、竹駒町の霊泉・玉乃湯の食事が届けられた。チヨ子さんは「外食する機会が減った中で、お店の料理を家で気軽に食べられるのは非常にいい。毎週の配達が楽しみ」と話した。
利用対象は、70歳以上の高齢者のみで構成されている世帯で、1食当たり600円相当の食事を400円(送料無料)で利用できる。昨年度は住民税非課税の独居世帯に絞ったが、対象を拡大した。さらに、配達費を含めた全額を支払えば市内在住者誰でも利用できるようにした。
夕食を作るのは市内12事業者で、利用者には毎週別の店の食事が届く仕組み。配送は、レンタカー業、運輸業、運転代行業の民間3事業者が請け負い、高齢者の健康管理も行う。
配達日は▽月曜日=矢作町、横田町▽火曜日=竹駒町、気仙町、米崎町▽水曜日=高田町▽木曜日=小友町、広田町──。いずれも午後3時30分〜6時の間に各家庭に届け、当日、家人が不在の場合、再配達は行わない。配達時間の指定もできない。
事業は、新型ウイルスの感染拡大で自宅に閉じこもりがちな独居高齢者の不安軽減を図ろうと昨年度始まった。コロナ禍で減収に苦しむ飲食事業者などの経済的支援も兼ねている。
市福祉課の佐々木学課長は「コロナ禍の影響で高齢者世帯の健康状態の把握が課題となっていた中で始めた事業で、本年度も官民連携しながら実施していく。ぜひ多くの人に利用してもらいたい」と呼びかける。
問い合わせ、申し込みは陸前高田まちづくり協働センター(℡47・4776)へ。






