アマタケと連携で新商品 白石食品工業が「鶏そぼろマヨパン」販売
令和3年8月4日付 7面

▲ スーパーで取り扱いが始まった「鶏そぼろマヨパン」
「シライシパン」で知られる盛岡市の白石食品工業㈱(白石雄一代表取締役社長)は、大船渡市に岩手本社を置く㈱アマタケ(甘竹秀企代表取締役社長)の鶏肉加工品を生かして「鶏そぼろマヨパン」の販売を始めた。絶妙な味わいでパン全体に調和し、幅広い年代が楽しめる仕上がりとなっており、アマタケでも今後の販路拡大などに期待を込める。
この新商品は「東北のおいしい!大集合」シリーズの一環で、昨年から準備を進めてきた。アマタケがブランド展開する「岩手で育てたフランス赤鶏」を加工したしょうゆ味の鶏そぼろを、マヨネーズなどをバランスよく配合させて包み、焼き上げた。
適度なしょうゆのまろやかさがマヨネーズで引き立ち、口の中に入れるとパン全体にバランスよく広がる。鶏そぼろは同社多賀城工場=宮城県多賀城市=で加工し、原料供給しているもので、これまでも各種弁当の具材などとして活用され、素材のうまみを生かした調理加工などで好評が寄せられていたという。
全国的にも「サラダチキン」シリーズが人気を集めるアマタケだが、新たな連携による商品企画を通じて、さらなる販路開拓にも意欲的。
佐藤雄司常務取締役は「パンはシンプルなおいしさを味わえる商品となっており、定番になってほしい。よりアマタケのことを身近に感じてもらえれば」と力を込める。