9月13日からプレミアム券販売 1万1000セット発行 地域経済活性化へ 陸前高田商工会

 

 陸前高田市の陸前高田商工会(伊東孝会長)は9月13日(月)から、新型コロナウイルス禍で打撃を受けた地域経済の活性化策として、プレミアム商品券を販売する。昨年度に続き2年連続の発行で、1セット7500円分使える商品券を5000円で購入できる。発行数は前回よりも5000セット増の1万1000セットで、同日から20日(月)まで出張販売会を開く。

 

昨年比5000セット増

 

 市からの委託を受けて発行する。プレミアム率は、過去最高の前回と同じ50%に設定した。
 使用できる期間は、9月20日から来年1月31日(月)まで。取扱店舗は現時点で、約200店舗を見込む。中小規模店での利用促進、地域への経済効果を目的とするため、前回同様、市内に本社を置かない大手スーパーやホームセンターなどでは利用できないこととする。
 販売会は13日の横田、竹駒両地区コミセンを皮切りに、17日(金)まで各2地区のコミセンで行う。19(日)、20日は高田町のアバッセたかたパブリックスペースを会場に開く。購入は1回につき5セットまで。
 新型ウイルス感染拡大の長期化で、市内経済にも大きな影響が及んでいる。市は7月から、特に苦境に立たされている飲食事業者向けに最大20万円を配る独自支援金の支給を行っており、今回の商品券発行で市民の消費意欲を喚起し、幅広い業種の業務継続を下支えしていく。
 同商工会は随時、プレミアム商品券取扱店舗を募集している。今月末までに申し込めば、商品券販売開始に合わせて作成する取扱店舗一覧のチラシに店舗名を記載する。周知を図るため、市は盆明けにも事業者向けに同事業の案内文書を発送する。
 事業者が申請する商品券の換金期限は来年2月15日(火)。同商工会によると、6000セットを発行した前回の換金率は99・5%だった。
 販売会の日程は、別表の通り(いずれの会場も売り切れ次第販売終了)。
 問い合わせは、同商工会(℡55・3300)へ。