職場の〝即戦力アプリ〟学ぼう 8講座を用意 10月から社会人向け「活用塾」
令和3年9月22日付 7面

大船渡市は10月〜来年2月に、市内などの事業所で働く社会人を主な対象とした「IT活用塾」を開く。昨年に続く開講だが、本年度は各種業務で〝即戦力〟となるアプリや機能に合わせた形で8講座を用意。さらに、オンライン会議システム「Zoom(ズーム)」を用いて自宅や職場から参加も可能とする。毎週金曜日には、参加者同士で活用しているアプリやITに関する技術を情報交換する交流の場も計画しており、受講を広く呼びかけている。
相談、情報交換の場も用意
IT活用塾は、企業のIT化推進で多様な仕事を地域内に増やそうと、昨年度から開講。市内事業者の社員がさまざまな活用法を学び、業務課題解決の方策を探った。参加者の中には、オンライン会議やアンケート集計などにつなげた動きもみられた。
本年度もIT活用課題解決人材育成・実証活動業務の一環で開催。大船渡商工会議所や、市内の民間企業などで構成する産学官地域課題研究会などが協力する。盛町・大船渡テレワークセンターの運営業務を受託する㈱地域活性化総合研究所が運営を担う。
10月4日(月)を皮切りに、毎週月・水曜日の午後6時30分〜8時30分に開講。月別に違った講座を企画し、それぞれ好きな講座に参加できる。
来月の毎週月曜日に設定している「Googleアプリ基本講座」は、メールや写真編集など普段の生活にも使えるアプリに加え、業務での使用が広がる「ドキュメント」「スプレッドシート」などを活用するポイントなどをアドバイス。水曜日の「LINE公式アカウント活用講座」では、アンケートやメッセージ配信などの活用策を解説する。
昨年度は同センター内での研修・実技が中心だったが、今回はズームを用いたオンラインレクチャーとし、自宅や職場からも参加できるよう調整。インターネット環境に不安がある場合などは、同センターでの受講も受け付ける。
また、10月〜2月の毎週金曜日午後6〜8時には「もくもく会」を開催。講座の中で知ったアプリを実際に使ってみたり、分からないことを講師らに聞くことも可能。地域住民らとの情報交換の場としても利活用を図る。
会場は同センターとし、オンラインでの参加も可能。アプリを使った社内システムや実践例の成果報告も見据えるが、参加者の興味・関心などに合わせた自由な空間とする。
市内、市周辺で働く社会人や個人事業主などが主な対象。同研究所では「興味がある分野を、仲間とともに学んだり、活用した新しい成果を披露して励まし合える場になれば」としている。
受講申し込み、問い合わせは専用LINEアカウントで受け付ける。QRコードは別掲。講座日程は次の通り。
▽10月=Googleアプリ基本講座(月曜日)、LINE公式アカウント活用講座(水曜日)
▽11月=Youtube配信・VYOND講座(月曜日)、業務管理アプリ基本講座(水曜日)
▽12月=IT検索力・情報活用力UP講座(月曜日)、データ分析講座(水曜日)
▽1月=Googleアプリ応用講座(月、水曜日)
▽2月=業務管理アプリ応用講座(月、水曜日)