「かもめの玉子」ロッテのプチケーキに 「ことりっぷ」とのコラボ商品、きょうから全国で販売

▲ 26日から販売となる「ことりっぷ ふんわりプチケーキ〈かもめの玉子〉」。大船渡町のかもめテラスなどではキャンペーンも

 大手菓子メーカーの㈱ロッテ(牛膓栄一社長、本社・東京都)は26日、旅行ガイドブックなどで知られる「ことりっぷ」とのコラボ商品「ことりっぷ ふんわりプチケーキ〈かもめの玉子〉」の全国販売を始める。三陸銘菓のやさしい味わいを再現した商品で、かもめの玉子を手がけるさいとう製菓㈱(齊藤俊満社長)では、地域活性化や観光回復に加え、佐々木朗希投手(19)=陸前高田市出身、大船渡高出=が所属し、プロ野球パ・リーグの優勝争いを繰り広げる千葉ロッテマリーンズへの後押しも期待。大船渡市の「かもめテラス」をはじめ直営店では同日から6日間、発売記念キャンペーンを行う。

 

活性化や観光回復に期待込め

気仙でもキャンペーン

 

 「ことりっぷ」は、昭文社ホールディングス(黒田茂夫社長、本社・東京都)などが展開。人気旅行ガイドブックシリーズに加え、ウエブサイト発信や各種イベントも手がける旅メディアブランドとして知られるほか、女性誘客に向けた各種企業との連携にも力を入れている。
 ロッテとの商品開発は「ことりっぷが見つけた、旅好きな女性に人気があり、旅した気分になれるものや旅先の人気店のメニューを表現」しようと、昨年10月にスタート。かもめの玉子とのコラボ商品は、第4弾となる。
 ふんわりとした食感でバニラ風味のケーキに、白あんと卵黄を練り込んだ黄味あんクリームをサンド。通常の「ふんわりプチケーキ」よりもクリームの量を増やし、しっとりとしたあんの味わいが楽しめる。
 商品パッケージには、ことりっぷガイドブックの「いわて」の表紙柄を採用し、旅先案内の世界観を表現。さらに、かもめの玉子の商品紹介もふんだんに織り交ぜている。
 正面には、海岸美に寄り添うように走る三陸鉄道の写真も。さいとう製菓では「コロナ禍でもお菓子で岩手を感じてもらい、少しずつ来訪の機会が増えれば」と、県全体の地域活性化や観光回復への期待を寄せる。
 現在、プロ野球・千葉ロッテマリーンズは、オリックスとの熾烈な優勝争いが大詰めに。球団ロゴにはカモメが羽ばたき、今後もチームの軸としての活躍が期待される佐々木投手を「少しでも後押しできれば」との思いも込める。
 1袋8個入りで、270円前後(税込み)での販売となる見込み。さいとう製菓の直営店をはじめ全国各地に並び、かもめの玉子のさらなる認知度アップにもつながる。
 また、大船渡町のかもめテラスや、高田町のアバッセたかた内の高田店などでは26日から、店舗内の商品3000円(税込み)以上購入で1袋をプレゼント。31日(日)まで予定している。