町産食材の魅力発信 「住田カレーパン」発売へ 12日からイーガストで
令和3年11月10日付 7面
住田町観光協会(佐々木慶逸会長)と㈲ありす畜産(水野雄幸代表取締役)は、同社の豚肉を使用した「スパイシー住田カレーパン」を共同開発した。12日(金)から、世田米で同社が運営する町特産品販売センター「イーガストすみた」での販売開始を予定しており、関係者は商品を通じた住田産食材の魅力発信、フードツーリズム推進に意欲を見せている。
観光協会、ありす畜産が共同開発
スパイシー住田カレーパンの開発は、令和元年度にスタートした県の新たな県民計画長期ビジョンの中に盛り込まれている「三陸防災復興ゾーンプロジェクト」の一環として、同協会が町からの委託を受けて取り組んだ。
同プロジェクトは、復興過程で進展したまちづくりや交通ネットワーク、港湾機能などを生かして地域産業の振興を図り、三陸地域の多様な魅力を発信して国内外との交流を活発化させることで持続的に発展するゾーンの創造を目指すもの。この中で、三陸の豊かな食材や食文化を活用したフードツーリズムの推進など、世界に誇れる食のまちの形成に向けた取り組みの推進も掲げられている。
同協会では昨年度、町内産の野菜を使用した3種のソース「種山ヶ原〝三ツ星〟物語」「ありすぽーく生餃子」「ありすぽーく粗挽き肉団子」を開発・販売。今年6月にもありす畜産と共同で、辛さ控えめで子どもでも食べやすい「ロングキーマカレーパン」を発売した。
スパイシー住田カレーパンの開発は、カレーパンファンの大人向け商品として企画し、石川県の業者に製品化を委託。同町のまち家世田米駅内のレストラン「すみたのだいどころ kerasse」で腕を振るい、現在は東京都内のワイン食堂「kerasse Tokyo」でシェフを務める坂東誠さんも監修に加わり、商品化に至るまで何度も試食・改良を重ねてきた。
商品は町のPRキャラクター「すみっこ」をイメージした。パン生地に竹炭粉を入れて黒色に仕上げ、カレーフィリングは紅こうじ色素で赤みをつけている。
ありすぽーくを使用するとともに、気仙赤みそを隠し味にしてコクも出した。表面には、タマネギを乾燥させ細かくカットしたミンスドオニオンをまぶし、ザクザクとした食感と香ばしさも加えている。
イーガストすみたの金野博店長(56)は「ロングキーマカレーパンの方は辛さが控えめでお子さまでも食べやすいが、今回の商品は大人向けで、後から辛さが来る感じになっている。そうした違いやミンスドオニオンの食感を楽しめると思う」と太鼓判を押す。
スパイシー住田カレーパンは、12日から一日20本限定で販売。価格は1本290円(税込み)となっている。






