日本太鼓ジュニアコンクール県予選で3年ぶり優勝 大船渡東高太鼓部 来年3月の全国大会へ
令和3年11月27日付 3面
第24回日本太鼓ジュニアコンクール県予選大会(公益財団法人日本太鼓財団県支部主催)はこのほど、奥州市の真城地区センターで開かれた。一関市と県沿岸部の5チームが争った結果、大船渡市の県立大船渡東高校太鼓部(木村爽太郎部長、部員20人)が3年ぶりの優勝を飾り、来年3月に富山県富山市で開かれる全国大会への出場権をつかみ取った。
同財団では毎年、次世代を担う子どもたちの健全育成と併せて、日本太鼓の後継者育成を図ることなどを目的に同コンクールを開催。出場できるのは高校生以下の太鼓団体で、各都道府県での予選で代表チームを選抜する。
本県予選大会には、大船渡東を含む5団体が出演。演奏時間は1団体4分間で、演奏の技術や表現力、礼節、チームワークなどを審査した。
大船渡東が披露した曲目は、昭和53年の旧大船渡農業高時代に発足した「大農太鼓部」の部員らが、統合の際に太鼓に青春をささげてきた活動の証しを未来に残したいと作曲した『大農太鼓』。曲の進行とともにリズムやテンポを加速させていくのが特徴で、当時の部員らの心境や技術の成長を伝える。
出演したメンバー12人は、日ごろの部活動で鍛えたバチさばきとチームワークを存分に発揮。作曲した部員らの思いも背負って舞台で躍動した。
厳正なる審査の結果、平成30年度の第21回以来、3年ぶりの優勝。1団体に与えられる全国大会への出場権を勝ち取ったほか、高い技術と表現力を発揮した個人に与えられる特別賞には、花輪美友さん(3年)が選ばれた。
3年生6人、2年生5人、1年生9人の計20人(2部登録を含む)で活動する大船渡東の太鼓部。大会のみならず、地元内外のイベントにも多数出演しながら、太鼓の技術に磨きをかけてきた。
今大会は特にも、4分間という制限時間内での一発勝負。木村部長(3年)は「この一曲に全てをかけて、基礎や打ち込み方、曲の雰囲気を一から見直し、全員の気持ちを一つにして練習に取り組んできた。本番では、自分たちが楽しんで演奏でき、今までの努力を全て出し切って優勝できたのでうれしい」と振り返った。
同部では、この県予選大会終了後に代替わりを行う。現在は、木村部長から期待の1年生部長・村上雅弥君にバトンタッチし、今月28日(日)に宮城県大崎市で開かれる東北太鼓ジュニアコンクールに向けて練習を重ねている。
村上君は「東北太鼓ジュニアコンクールが部長になって初めての大会。心配や不安なことはたくさんあるけど、頼れる先輩方からの教えを思い出して、悔いの残らない演奏をできるように頑張りたい」と意気込みを語った。
※県立大船渡東高校太鼓部▽部員=及川隼人、千葉蓮太、花輪美友、木村爽太郎、千葉大夢、佐藤あかり、和田麻美、小野寺響、佐藤優月、志田光、平子千寛、村上雅弥、佐藤静流、小澤鉄、今野羽月






