レクなどで仲深める 赤崎、綾里両小の6年生 中学進学見据え交流会(別写真あり)

▲ レクリエーションなどで楽しく交流する赤崎、綾里両小学校の6年生ら

 大船渡市の赤崎小学校(細川佳紀校長)と綾里小学校(熊谷賢校長)の6年生による交流会は14日、赤崎小で開かれた。両校の児童がレクリエーションなどを通じて仲を深め、来年度からの中学校生活を心待ちにした。
 両校の卒業生はこれまで、地元の赤崎、綾里両中学校(現在は閉校)に進学していたが、本年度で統合して東朋中となった。交流会は、両校の6年生が来年度に東朋中生として一緒に生活を送ることから計画され、今回は、綾里小の児童12人が訪問し、赤崎小の児童18人が出迎えた。
 児童たちははじめに、自己紹介をしたあと、声を発さずに生年月日順に並ぶゲームを実施。ジェスチャーを行うなどして意思の疎通を図り、緊張をほぐした。
 続いて、4~5人のグループに分かれて、前の人が言ったことを復唱しながら自分の情報を伝える「積み木式自己紹介」や、新聞でボールを運ぶ「チーム対抗リレー」、児童手製の名刺をより多くの人から集めることを目指す「名刺集めゲーム」などのレクリエーションで楽しく盛り上がった。
 この日、綾里小の児童は三陸鉄道を使って赤崎小を訪れた。電車の時刻の都合で交流時間は30分間に限られたが、児童たちは短い時間の中でたくさん会話を交わし、マスク越しに笑顔を広げていた。帰りには、「また会おうね」とハイタッチをする姿も見られ、すっかり打ち解けた様子だった。
 交流会は3学期にも行う計画で、次回は赤崎小の児童が綾里小を訪問する予定。
 綾里小の熊谷莉久君は「電車を使って来たけど、1駅なのですぐ着いて、赤崎小はすぐ近くにあるんだと知った。交流会は楽しかった。次回も楽しみ」と笑顔。
 赤崎小の東彩姫さんは「最初は緊張したけど、たくさん話して仲良くなれた。早く綾里小を訪問したい」と胸を弾ませた。