今秋2000人規模で開催へ 2日間のプログラム決まる きょうされん全国大会
令和4年2月20日付 7面
障害者の共同作業所などでつくる全国組織「きょうされん」の全国大会in東北・いわて実行委(委員長・戸羽太陸前高田市長)は19日、第2回会合を開き、同市で9月30日(金)、10月1日(土)に開く同大会のプログラムを固めた。参加規模は2000人を想定。シンポジウムや分科会などを通じ、東日本大震災の教訓や、ゼロからのまちづくりの歩みについて学びつつ交流を深める。
障害者ら震災学ぶ
会合は高田町の市コミュニティホールでオンラインを併用したハイブリッド形式で開かれ、関係者約50人が出席。戸羽市長は「震災の経験や教訓、反省を全国の障害のある人たちや関係者に伝え、併せて震災支援への感謝を伝える貴重な機会となる。大会の成功に向けてさらに結束していこう」とあいさつした。
議事では、実行委員の追加、企画案、スケジュール案など5議案を協議し、原案通り決めた。
大会スローガンは「ここから つたえ つなぎ あしたを生きる―東日本大震災から11年目の『ありがとう』を全国に。震災の真実と教訓を未来へつなぐ―」。
企画案によると、1日目は高田町の夢アリーナたかたでオープニング行事や公開特別シンポジウム、利用者フォーラム、同町の奇跡の一本松ホールなどで映画上映会を予定する。
シンポジウムは、多様性を認め合う同市のまちづくりの基本理念「ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり」に焦点を当て、戸羽市長や大学教授、障害者、福祉事業者らが論じ合う。利用者フォーラムでは盛岡さんさ踊りや合唱を通じて交流する。
2日目は、特別分科会として被災した東北3県から教訓を学ぶシンポジウムやトークセッションに加え、▽働く▽暮らし・居住▽相談・支援――などテーマ分けした10の分科会を開く。市内外を巡る視察観光も行う。閉会行事は夢アリーナたかたを会場とする。
今後は4月に大会要綱を決め、5〜7月に全国各支部からの参加申し込みを受け付ける。
きょうされんは、前身の共同作業所全国連絡会が昭和52年に発足。現在は全国41支部、約1850カ所の会員で構成されている。
全国大会は会員が一堂に会し、学び合い、交流を通じて仲間とのつながりを強めるとともに、より良い社会構築への機運を高めるのが目的。
陸前高田市での大会は45回目。震災から立ち上がり、「ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり」に取り組む同市の歩みを学ぼうと、開催地に決まった。当初は震災発生から10年を迎えた昨年開かれる予定だったが、新型コロナウイルス禍の影響で今年にずれ込んだ。
2日間の主なプログラムは別掲の通り。





