新型コロナウイルス/3回目ワクチン 18~64歳の接種間隔短縮 1カ月前倒し 6カ月経過で可能に 

▲ 18~64歳の一般住民も2回目から6カ月が経過すれば集団会場でも接種可能に

 大船渡市は、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を、18~64歳の一般住民も2回目からの間隔を前倒しして実施する。これまでは7カ月経過後としていたが、6カ月に短縮。市民体育館を会場とする集団接種希望者は、14日(月)午前10時から予約を受け付け、17日(木)以降の日程で対応する。

 

集団会場予約はあすから対応

 

 市はこれまで、3回目接種に関しては、国の原則に基づいて65歳以上は6カ月経過後、18~64歳は7カ月経過後(ただし、エッセンシャルワーカーや医師が必要と認めた場合は6カ月経過後)に実施。インターネットや電話で集団接種を予約する場合、2回目接種から7カ月経過後の日程でなければ予約ができなかった。
 国は、接種間隔をさらに前倒しする方針を掲げ、各市町村でワクチンの余裕が見込まれる場合は、18~64歳も6カ月経過後の接種を認めている。これを受け、市も前倒しの準備を進めてきた。
 市内では、65歳以上の高齢者接種が16日(水)でほぼ完了する見込み。国からのワクチン供給量にも一定のめどが立ったことから、接種期間の1カ月前倒しを決めた。
 64歳以下にも「かかりつけ医での接種」「2回接種した医療機関や接種会場での接種」を推奨。ファイザー社製と武田/モデルナ社製どちらのワクチンでも接種するよう協力を求める。
 医療機関での個別接種は、接種を希望する医療機関に直接申し込む。医療機関それぞれで、予約開始日や予約方法、接種日程、受付対象を定めている。
 集団接種は、インターネットや電話での予約が必要。14日午前10時からは、6カ月経過で予約できる体制とする。一度予約した日程の前倒しを希望する人の変更も受け付ける。
 今月17日に予定している武田/モデルナ社製による集団接種は、約250人分の枠がある。19日(土)はファイザー社製で、約320人分。4月は9日(土)、13日(水)、14日(木)、20日(水)、21日(木)、23日(土)も予約可能となっている。
 接種時間は平日が午後2~5時、土曜日が午前9時30分~正午と午後2時~4時30分。日によっては同5時まで対応する。
 集団接種の予約時は接種券番号が必要。電話(22・8462、平日の午前10時~午後5時)か、インターネットによるワクチン予約サイト(https://jump.mrso.jp/032034/)で受け付ける。密を避けるため、接種時間帯は30分単位に分ける。
 市は、昨年9月までに2回目接種を終えた市民に対して、すでに接種券を郵送。10月に終えた市民には、今月下旬に送る。おおむね、6月中には希望者への接種を完了させる方針を掲げる。
 市内では昨年12~今年1月にかけ、医療・介護施設従事者や高齢者施設入所者を中心に3回目接種を実施。2月から65歳以上への接種が本格化したほか、保育や教育、介護福祉等の従事者らに対して緊急実施を行った。
 5~11歳向けは、今月17日から指定医療機関による個別接種が始まる。市は現在、インターネットと電話で個別・集団接種の予約を一括的に受け付け、予約にはまだ空きがあるという。
 接種に関する問い合わせは、相談窓口(市健康推進課内、℡22・8061)まで。