千葉ロッテを「全力応援」 アマタケがスポンサーに 朗希投手の 飛躍後押し
令和4年3月15日付 6面

大船渡市に岩手本社を置き、鶏肉加工・販売を展開する㈱アマタケ(甘竹秀企代表取締役社長)はこのほど、プロ野球・千葉ロッテマリーンズと今シーズンのオフィシャルスポンサー契約を締結した。チームに所属する佐々木朗希投手(20)=陸前高田市出身、大船渡高出=の飛躍が期待される中、「サラダチキン」商品の提供などを通じて、佐々木投手の快投やチームのリーグ制覇、日本一を後押しする。
サラダチキンで食分野サポート
アマタケはこれまでも、野球部や卓球部の活動などを通じて、地域内外のスポーツ振興に貢献。気仙で生まれ育った佐々木投手を地元企業として応援し、地域住民や子どもたちに夢や希望を届け、東日本大震災からの復興につなげようと契約を結んだ。
「岩手で育てたフランス赤鶏」の生産・加工・販売を一貫して手掛ける同社。鶏むね肉を加工して、低カロリー高たんぱく質のヘルシーさで幅広い世代に定着した「サラダチキン」を初めて商品展開した企業として全国的にも知られる。
長年培った加工技術を生かし、アスリート向けに身体の調子を整えるコンディショニングタイプの「サラダチキンスポーツ」を同社オンラインショップで展開。今回の締結を通じて、レモン味やペッパー味を無償提供する。
さらには、シーズン中の7月1日(金)に認定している「アマタケサラダチキンの日」に合わせた企画展開も見据える。
甘竹社長は「私たちの故郷である陸前高田市・大船渡市出身の佐々木朗希投手の所属球団である千葉ロッテマリーンズを、全力で応援していきたい。サラダチキンのパイオニアとして、得意とする加工技術でコンディショニングタイプの新たなサラダチキンを創造し、選手を食の面からサポートし、球団悲願のリーグ優勝へ向け、裏方のスタッフとしてもバックアップしたい」としている。
井口資仁監督率いる千葉ロッテは近年、着実に力をつけ、一昨年と昨年はパ・リーグ2位。今シーズンは平成17年以来のリーグ優勝、同22年以来の日本一に向け、投打とも前評判が高い。
昨シーズン初勝利を含む3勝を残した佐々木投手は、今月5日に行われたソフトバンクとのオープン戦で5回2安打無失点、9奪三振の好投で圧倒し、直球は最速163㌔を記録。3年目の今季は、先発ローテーションの一角として活躍が期待される。