経済活性化へ4期目実施 観光客向け「高田旅パス」
令和4年4月15日付 2面

陸前高田市観光物産協会(木村昌之会長)は、市内宿泊施設や飲食店でお得な割引特典などを受けられる観光周遊パスポート「高田旅パス」事業を9月末まで実施している。観光客の市内周遊促進を通じた地域経済活性化策として行っているもので、現在は4期目。旅パスにつくスタンプの数に応じて最大2万円分の特産品が当たる抽選の応募も受け付けている。
事業の登録店舗は、市内の▽観光施設・交通▽宿泊施設▽飲食・販売店──合わせて約80店舗・施設。旅パスを提示すれば利用料金の値引きなど、登録店独自のサービスを受けられる。震災学習ツアーなど体験プログラムにもお得に参加できる。
旅パスの発券場所は、12の宿泊施設(宿泊者のみ)と高田町の市観光物産協会(陸前高田アムウェイハウスまちの縁側内)。加盟店やサービスを一覧でまとめた冊子も用意している。
旅パスに押印するスタンプは、利用・入館など条件を満たせば登録店、施設で1カ所につき1個もらえる。宿泊施設は1泊につき2個となる。
スタンプ4個で「満足コース(2000円相当の特産品、70人)」、7個で「感動コース(5000円相当の特産品、20人)」、10個で「極上コース(2万円相当の特産品、10人)」に応募できる。来年2月末まで受け付ける。
同事業は新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んだ観光業の需要回復、地域経済の活性化などが目的。令和2年10月~3年2月に第1期、3年3月~6月に第2期、3年7月~4年2月に第3期を実施した。
3期は同協会による宿泊割引サービス期間と重なり、旅パス事業の利用も好調で、抽選会の応募数は第1、2期合算よりも約1・5倍の416件だった。
問い合わせは、同協会(℡54・5011)まで。