「最大10セット」で購入続々 5000円で7000円分 きょうもリアスホールでプレミアム付商品券2次販売(別写真あり)
令和4年4月17日付 7面

大船渡市は16日、新型コロナウイルスの独自支援策で発行したプレミアム付商品券の2次販売を、盛町のリアスホールで行った。7000円分の商品券1セットを5000円で販売し、1人10セットまで購入できるとあって、最大2万円分の〝お得〟を求めて長蛇の列が生まれた。17日も午前9時30分から販売し、同じく最大10セットまで対応。誰でも購入でき、16日の購入者も対象とする。(佐藤 壮)
リアスホールでは密を避けるため、午前9時から同館入り口で整理券を1人につき1枚配布。開始前には200人以上が列を作り、誰でも購入できるとあって子ども連れも目立った。
150人余りが同30分からの販売となり、いったんマルチスペースで待機し、7カ所設けられた販売スペースに進んだ。事業を受託している大船渡商工会議所の職員が中心となって対応。上限の10セットを買い求める姿が多かった。
最初に購入した末崎町在住の70代夫婦は、同7時15分ごろから並んだ。「2人で合わせて20セットを購入する予定で来た。利用はやはり、食品類が中心になると思う。1次販売でも購入したが、さまざまなお店で使えたので便利だった」と話していた。
館内の販売自体はスムーズに流れたが、同9時30分前後の同館周辺では、駐車スペースを探す車と、購入を終えて自宅などに向かう車で混雑も。昼すぎには落ち着き、待ち時間なく購入できるようになった。
プレミアム付商品券事業は、新型ウイルスの影響を受ける地域経済の回復に向けた消費意欲喚起などが目的。7万セットの流通を見込み、2月末〜3月末に販売したが、4万セット超が残った。
先月までの販売は1人2セットまでで、市広報に付いていた購入希望券の持参が必要だった。2次販売では市民に限らず、誰でも購入でき、上限10セットで1セットの希望から対応する。
1セットは、商品券(500円券)14枚。10枚は市内の小規模店舗で使用できる「専用券」で、4枚は小規模店舗に加え大型店舗でも使える「共通券」。1セットあたり2000円分のプレミアムが付いている。
専用券は約440店舗で利用可能。これまで実施したふるさと振興券の対象店舗は、ほぼすべてが入る。
共通券は専用券店舗にスーパーマーケットやドラッグストア、家電量販店、ホームセンター、紳士服店など約20店舗が加わった。
使用期間は7月末まで。市や商工会議所では「積極的に使っていただき、市内経済を盛り上げてほしい」と呼びかける。
17日もリアスホールで、午前9時30分〜午後4時に行う。感染対策を考慮し、約2200人分の整理券がなくなり次第終了する。
1人当たり1回限りで、10セットまで購入可能。午前9時から同館入り口で整理券を1人につき1枚配布し、整理券に記された販売時間帯に会場内で購入する。