きょう開業5周年 アバッセたかた 各種イベントで感謝発信

▲ 開業から5年を迎えるアバッセたかた。大型連休を見据え、来場を呼びかけるスタッフ

 陸前高田市高田町の商業施設「アバッセたかた」は、27日に開業から5年を迎える。東日本大震災からの復興へと歩む中心市街地の中核を担う施設で、同日まで誕生祭を開き感謝を伝える。30日(土)から5月5日(木・祝)までは大型連休に合わせた「GWセール」を行う。
 誕生祭は23日にスタート。専門店街パブリックスペースに折り鶴を自由に作れるコーナーを設け、24日には餅のつかみ取りを実施し、にぎわった。
 27日は午前10時から午後7時までの間、さいころ2個を振り、ぞろ目の人にアバッセ専用のお買い物券をプレゼントするイベントを行う。来店者は誰でも挑戦できる(1人1回限り)。
 GWセール関連では、30日、5月1日(日)にボウリングゲーム、3日(火・祝)、4日(水・祝)にストラックアウト、5日にミニ縁日を開催する。
 アバッセは平成29年4月27日、かさ上げされた新たな市街地で営業を再開する施設第1号としてオープン。スーパーマーケットやドラッグストア、衣料品チェーン店、飲食店など19店舗が入り、市立図書館が隣接している。
 アバッセ代表法人の高田松原商業開発協同組合(伊東孝理事長)によると、図書館来館者を含めた来店者は平成29年度112万人、30年度129万人、令和元年度134万人と年々増加。コロナ禍後は減少に転じ、2年度121万人、3年度117万人となった。
 伊東理事長(68)は「震災により何もないゼロからのまちづくりが始まり、アバッセはにぎわいづくりの先頭に立って営業してきた。コロナの影響があったが市民のニーズに応えることができていると思っている」とこれまでの歩みを振り返り、「ハード整備に一定のめどが立ち、重要視されるのがソフト対策。幅広い世代に来てもらい、アバッセを含むまちなかを周遊してもらえるよう考えていきたい」と見据える。
 大型連休中のイベントなどに関する問い合わせは、同組合(℡53・2111)へ。