大物相次ぎ熱戦に 釣りバカ杯チーム対抗釣り大会 県内外から28チーム参加(別写真あり)
令和4年5月17日付 3面

大船渡市大船渡町のキャッセン大船渡5周年を記念した「釣りバカ杯チーム対抗釣り大会」(釣りバカ杯実行委主催)は15日、同市など気仙沿岸で行われた。県内外から参加した愛好者が釣行を楽しみ、キャッセン内の千年広場で和やかに交流を深めた。
この大会は、釜石市が舞台となった平成5年公開の映画『釣りバカ日誌6』の撮影の一環で大船渡を訪れた同映画の栗山富夫監督に、「釣りバカ」の名称使用の了承を得て始まった大会。29年に復活し、一昨年10月以来の開催となった。
今回は県内外から28チーム、95人の参加があり、遠くは福島県からのエントリーも。午前5時に同広場に集合し、安全確認などを行った後、各釣り場に出発した。
対象魚はアイナメ・カレイ類。チーム内で釣り上げた魚3匹の総全長を競い、各部門賞や個人賞なども設けた。
参加者は、事前に狙いを定めた磯場や漁港、沖合で大物を狙い、キャッセン大船渡内で計量。前回よりも大物が相次ぎ、50㌢超えのアイナメも目立った。
閉会式では、実行委の金野広充会長が「今年は釣果が良く、私たちも感無量」とあいさつ。㈱キャッセン大船渡の田村滿社長は「皆さんがこうして集まってくれたことに感謝している」と述べ、今後の活気創出に期待を込めた。
総合優勝を飾ったのは、気仙両市の住民で構成する「子育てファーザーズ」。アイナメ、カレイの各団体部門を制したほか、個人部門ではカレイでレコード記録(49・8㌢)も残した。
主な結果次の通り。
【総合順位】①子育てファーザーズ(千田悟、曽根悠平、武田信悟)295・2ポイント②Goyou Angler’s Club287・6ポイント③大力OCEAN’S257・6ポイント
【特別賞】▽個人大物賞アイナメの部=千田悟(子育てファーザーズ、53・5㌢)▽同カレイの部=千田悟(同、49・8㌢)▽おかっぱり賞=KSC DREAM
▽ユース大物賞=小笠原奏太(fishing boy group)▽レディース賞=加藤華恋(BLACK FIN CREW)▽外道賞=稲葉修武(みずなろ)▽キャッセン賞=OM釣り倶楽部