夏仕様も着こなし多彩 制服一新後初の衣替え 住田高校(別写真あり)
令和4年6月2日付 1面

6月がスタートした1日、全国の職場や学校で「衣替え」が行われた。住田町の県立住田高校(小山秀司校長)では、今春の制服一新後で初めての衣替えとなり、生徒たちはさまざまな着こなしの夏仕様で登校した。
同校では本年度の新入生から規定の制服がなくなり、「ジャケットは紺色で中に白のワイシャツを着用する」という条件のみ指定。夏季は、学校指定のポロシャツやワイシャツを着用する。
男女の社会的・文化的な区別がないことや、区別をなくそうとする考え方であるジェンダーレスにも対応し、ボトムスはスラックスやスカートなどを生徒それぞれが選ぶことができるようになっており、1年生だけでなく、2、3年生も学生服か新制服かを選べる。
盛岡地方気象台によると、同日の県内は高気圧に覆われたが、気圧の谷や湿った空気の影響で曇りや晴れとなった。住田町の最高気温は22・9度(平年比0・8度高め)、最低気温は12・9度(同1・6度高め)だった。
登校時間帯は肌寒さも感じられ、ブレザーを羽織ったり、長袖のワイシャツで登校してくる生徒も多く、夏服での登校は少なかったが、中にはポロシャツスタイルやワイシャツに好みの色のスカート、リボンを合わせた女子生徒の姿も見られた。
ワイシャツにスカートという夏仕様で登校した古水結菜さん(1年)は「涼しいし、ワイシャツやポロシャツを選べるので楽です」と話していた。
一方、ブレザーでの登校となった上野琉惺君(2年)は「まだ肌寒いので。早く新しいポロシャツを着てみたい」と、昨年度までの学生服にワイシャツ着用スタイルの金野直人君(同)は「6月とはいえまだ寒い。本格的な夏が待ち遠しい」と夏本番の到来を待ち望んでいた。