タクシー助成9月まで継続 ワクチン接種の高齢者支援 2〜5月利用は800件に
令和4年6月29日付 7面
対象者にチケット同封
大船渡市は、一般高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの4回目接種本格化に向け、自宅と接種会場間のタクシー移動が500円で利用できる支援事業を行う。3回目接種が行われた2〜5月には約800件の利用があり、好評を博した。今回は接種券などとともにチケットを同封し、9月末まで対応。接種対象者・希望者の円滑な移動を後押しする。(佐藤 壮)
この支援事業は、ワクチン接種のため、市内の自宅から医療機関・集団接種会場までタクシーを利用した場合、負担運賃を1便500円に抑えるもの。付添人同乗でも同額で、往路・復路いずれの場合も適用される。
市内在住の65歳以上が対象。64歳以下でも、障害者交付手帳や介護保険被保険者証の交付を受けていれば利用できる。
昨年度、高齢者や障害者をはじめ移動困難者の接種機会確保を図るとともに、新型ウイルスの影響で利用が減少するタクシー事業者の支援にもつなげようと事業化。県の新型ウイルスワクチン接種市町村輸送機能強化事業費補助金を活用した。
2〜5月に行った3回目接種対象者向けの実績をみると、利用件数は796件で、乗車人数は884人。自動車を持っていない世帯に加え、運転そのものや雪道の移動に不安を抱える市民に対応し、好評の声が寄せられた。新規のタクシー利用も目立ったという。
4回目の円滑な接種に向け、市は助成策を継続。今回は、順次発送を進めている接種券などが入った郵便に、利用案内と切り取って利用できるチケットを添える。
今回も、市内の自宅と接種会場の間の移動で利用できる。集団接種だけでなく各医療機関での個別接種も対象で、接種会場への「行き」、自宅に戻る「帰り」のいずれも対象となる。
一方、接種前後に別の場所に立ち寄る場合などは対象外。市外のワクチン接種会場に移動する場合も除外する。タクシーチケットや障害者割引など、他の運賃割引制度との併用はできない。
各自でタクシー会社に電話し「ワクチン接種のため」と伝える。事前予約への協力を求める。
乗車時は、氏名や住所などを記載したチケットに加え、ワクチン接種券(予約票でも可)、健康保健証や運転免許証などの本人証明を提示する。降車時には、500円のみを支払う。
市は4回目接種に向け、3回接種を終えた60歳以上を中心に、接種券付きの予診票などを順次郵送。今月20日は2月15日までに3回目を接種した65歳以上を中心とする約3000人に、27日には2月末までに終えた約3000人に発送した。
今回の接種は、重症化予防が目的。60歳以上と18〜59歳の基礎疾患を持つ人、重症化リスクが高いと医師が認める人に対象を限定し、3回目から5カ月経過以降に接種できる。
市では、市民の4割前後に当たる1万3000〜1万6000人が4回目接種に臨むと想定。集団接種は市民体育館で7月6日(水)から始まり、接種ピークは7〜8月を見込む。タクシー助成は9月末までを予定する。
問い合わせは市新型ウイルス相談窓口(℡22・8061)。利用できるタクシー事業者などは別掲。






