飛躍願い「朗希コーナー」 リアスホールに開設 直筆サインボールなど展示

▲ 完全試合達成記念ポスターなどを展示しているリアスホール

 大船渡市民文化会館リアスホールで、プロ野球・千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手(20)=陸前高田市出身、大船渡高出=の関連グッズ展示が始まった。6月7日に千葉ロッテの本拠地で「黄金の國いわて・大船渡ナイター」を開催した関連で、市と大船渡アスリート応援団(団長・戸田公明市長)が企画。今後もグッズを増やすなどして、さらなる飛躍を後押しする。
 展示は、同館入り口に近い展示スペース(キャットウォーク)で行っている。千葉ロッテ球団から寄贈を受けた完全試合達成記念ポスターと井口資仁監督、佐々木選手の直筆サインボールに加え、市販品のユニホームとキャップ、新聞記事などを並べている。
 同館は図書館利用者も含め幅広い世代の市民らが訪れることから、広く目に触れてもらおうと企画。今季はチームの主戦として活躍を続け、リーグ優勝や個人タイトル獲得の期待も高まる中、少なくとも公式戦終了までは展示し、飛躍へのエールを込める。
 6月7日の「大船渡ナイター」は、岩手県政150周年と大船渡市制施行70周年を記念した協賛試合。佐々木投手の登板はなかったが、始球式でバッターボックスに立った。球場内では大船渡の観光資源などをアピールし、市特産品の物販ブースや観光PRコーナーには千葉ロッテファンが詰めかけた。
 応援団事務局を務める市生涯学習課の富山智門さん(32)は「大船渡ナイターは、大船渡や岩手にゆかりがあるファン以外からも『いいイベントだった』といった声が寄せられた。佐々木投手は活躍を続けており、市民の関心が高まっている。情報発信に力を入れたい」と話す。
 ユニホーム掲示は、市役所1階でも実施。
 市観光物産協会が指定管理者となっている大船渡町のおおふなぽーとでは、完全試合達成を祝福する横断幕とともに、ユニホームやサイン入りの色紙などを紹介。関連物産品の紹介など、さらなる充実も見据えている。  (佐藤 壮)