夏の高校野球県大会/高田 コールドで初戦敗退 盛岡市立に1―9 きょう、大船渡東が登場(別写真あり)
令和4年7月11日付 6面

第104回全国高校野球選手権岩手大会(県高野連など主催)は10日、盛岡市の県営野球場など2会場で1回戦6試合が行われた。気仙勢は、高田が盛岡市立に1―9(七回コールド)で敗れ、大会から姿を消した。
夏の甲子園へとつながる大会。県内の連合を含む59チームが出場し、22日(金)までの12日間、トーナメントで熱戦を繰り広げている。
高田は、同球場第1試合で盛岡市立と対戦。
後攻の高田は初回の守りで、先発・菅野が三つの四死球で1死満塁のピンチを迎え、次打者にも四球を与えて押し出しの先制点を献上。
なおも満塁で2番手・三川が登板したが、四球と犠飛でさらに2点を追加された。
その裏、2番・三川が右前打と暴投で2塁まで進むと、4番・吉田の左前打に俊足を飛ばして本塁に滑り込み1点を返した。
二、三回を無失点で抑えた高田だったが、四回に長打と失策などのミスが絡んで3点、六回には死球で背負った走者を適時打で返され、リードを6点に広げられた。
反撃したい高田は六回裏、1番・千葉が左翼線への二塁打で好機をつくったが、その後に併殺を喫して得点機を生かせなかった。
さらに3点を失って迎えた七回裏、2死の場面で主将・阿部が代打で打席に入り、内野への当たりで懸命に一塁へと滑り込むも、わずかに間に合わず攻撃終了。投手陣が試合を作れず、打線は散発4安打に封じられるなど、最後までペースをつかめないまま、8点差のコールドゲームが成立し、初戦敗退となった。
阿部創太主将(3年)は「この仲間と甲子園出場を目指して練習してきたが、かなわず悔しい。苦しい時も一緒に乗り越えてきた仲間にありがとうと伝えたい」と感謝を口にした。
11日は1回戦6試合を実施。気仙勢は、花巻球場第1試合(午前9時)で大船渡東が伊保内・軽米連合と対戦する。 (菅野弘大)
▽1回戦
盛岡市立
3003012|9
1000000|1
高 田
(七回コールド)
(盛)太布―伊藤
(高)菅野、三川、菅野、伊藤―鈴木
⚾二塁打=米田、鈴木、佐々木啓(盛)千葉(高)