お盆は道の駅高田松原へ にぎわい創出へ11日から販売イベント 来場150万人突破の記念品も
令和4年8月7日付 7面

陸前高田市気仙町の道の駅高田松原(熊谷正文駅長)は11日(木・祝)~14日(日)、「お・か・え・り・お盆市」を開催する。7月に来場者数累計150万人を突破した同道の駅。節目を記念し、前半2日間はオリジナルトートバッグを数量限定で配るほか、屋外で広田湾産の海産物やこだわりのかき氷を提供。同道の駅に出店する組合の販売イベントも併催し、盆ならではのイベントでにぎわい創出を図る。(高橋 信)
出店するのは、広田湾漁協、高田町の居酒屋「カフェフードバーわいわい」、同道の駅運営会社・㈱高田松原と陸前高田地域振興㈱による「おかえりたがだ屋」。開催時間は各日午前10時~午後4時。
同漁協は蒸しガキを、わいわいは店自慢の「なっちく」「さんまメンチ」などを販売する。
「たがだ屋」はイベント限定の高級かき氷を提供する。岩泉名産の「龍泉洞の水」を製氷したもので、ふわふわとした食感を楽しめる。ソースは独自に考案し、5、6種類を用意する。価格は税込み500円。
トートバッグは11日、12日(金)の2日間、1日300人限定でプレゼントする。道の駅で買い物をした人を対象とし、お盆市のチラシをサービスカウンターに持参すればもらえる。
さらに12日、13日(土)は、同道の駅で地場産の農作物を販売している農事組合法人・採れたてランド高田松原(村上強組合長)が「お盆市」を開催する。
同組合が東日本大震災前から続けるイベントで、屋外で切り花や供物などを販売する。時間は午前7時から午後4時ごろ(13日は同3時ごろ)まで。
道の駅高田松原は高田松原津波復興祈念公園内にあり、令和元年9月にオープン。三陸沿岸の交流人口拡大に向けたゲートウェイ(玄関口)としての役割を担い、7月初旬には来場者数累計150万人を達成した。
一方で、新型コロナウイルスの感染急拡大により、客足が想定を下回る厳しい状況が続く。7月の月間来場者数は約5万2000人で、計画の8割ほどにとどまった。
道の駅スタッフは「コロナ感染が再拡大している大変な状況ではあるが、感染症対策を徹底したうえ、ぜひ道の駅に来てもらいたい。トートバッグも用意しているので、地域の方々にも足を運んでもらえれば」と呼びかける。
道の駅の営業時間は午前9時~午後6時。問い合わせは、同道の駅(℡22・8411)まで。