3年ぶり夏の〝成人式〟 県内トップ切って 「二十歳の集い」に決意新た(別写真あり)
令和4年8月14日付 1面
住田町の「二十歳の集い」は13日、世田米の農林会館で開かれた。成人年齢の引き下げに伴い、名称を成人式から改めた式典としては、県内トップを切っての実施。3年ぶりの夏の〝成人式〟となり、晴れ舞台に臨んだ20歳到達者たちは、友人との再会を喜ぶとともに古里への思いも再確認。二十歳という人生の節目に決意を新たにし、社会の一員として成長していくことを誓った。(清水辰彦)
成人年齢引き下げ後初開催
同町の成人式は、開催年度内で20歳に到達する町内中学校卒業者や在住者らを対象とし、例年は気仙で唯一、お盆の帰省時期に行われてきたが、昨年度、一昨年度は新型コロナウイルスの影響で冬季に延期して開催した。
成人年齢は、今年4月1日の改正民法施行で18歳に引き下げられた。3年ぶりの夏開催となる今回、対象者は20歳到達者で変わらないが、名称を「二十歳の集い」に変更。ソーシャルディスタンス確保、マスク着用など新型ウイルス対策を徹底して開催した。
今年の対象者は46人で、式典にはこのうち32人が出席。家族も出席して子どもたちの晴れ舞台を見守ったほか、式典の様子は町営ケーブルテレビ・住田テレビやインターネットの動画投稿サイトでも関係者らに向けて生配信した。
神田謙一町長は式辞で「ここまで大きな期待を持って皆さんを支え、見守ってくれた家族、恩師、地域の方々への感謝の気持ちを胸に、それぞれのフィールドで大いに活躍してほしい。それは明日の社会、明日の住田を明るくする原動力となる」と期待を寄せた。
世田米中恩師の黄川田潤一さん=現・釜石東中勤務、有住中恩師の伊東敬一郎さん=現・東朋中勤務=も、それぞれ教え子たちの成長を喜びながら祝辞を述べた。
続いて、20歳到達者代表の畠山美咲さん(20)=北海道教育大学2年、世田米中出身=は「民法の改正は若者の自己決定権を尊重し、積極的な社会参画を促すもの」と成人年齢の引き下げに触れ、「自分の行動に責任を持つだけでなく、これからの社会の創造者であるという自覚を持ちながら生活していく」と決意を示した。
そのうえで「この場に立てているのは自分たちだけの力ではない」など周囲への感謝も示し、「まだまだ未熟な私たちだが、お世話になった方々への感謝を忘れず、ここ住田町に恩返しすることを誓う」と力強く語った。
式後は仲間同士や恩師を囲んでの記念撮影、小学校卒業時のタイムカプセル返還などが行われ、会場内外にはマスク越しに出席者らの晴れやかな笑顔が広がった。
式典実行委員長の銀行員・菅野莉寿さん(20)=世田米=は、「コロナの感染が広がっている中ではあるが、対策を徹底しつつ、みんなで式を挙げることができて良かった。20歳の自覚を持って、社会人として成長していきたい」と話していた。
県によると、8月に成人を祝う催しを行う市町村は、住田町のほか、八幡平市(15日)、西和賀町(14日)、平泉町(15日)、田野畑村(同)、軽米町(同)、九戸村(同)、一戸町(同)。大船渡、陸前高田両市など25市町村は来年1月に開催する予定となっている。






