教室に元気な声戻る 18日は22校で 小中学校の2学期始業式(別写真あり)

▲ 2学期最初の授業で夏休みの思い出などを発表した矢作小の1年生

 気仙3市町の多くの小中学校で18日、2学期の始業式が行われた。長い夏休みを終えて登校した児童生徒らは、久しぶりに入った教室で明るい声を響かせ、校舎に活気が広がった。
 気仙の小中学校の本年度2学期始業式は17~19日に実施。ピークとなった18日は、3市町の合わせて22校で行われた。
 このうち、陸前高田市矢作町の矢作小学校(松本祥子校長、児童22人)では、式前に各クラスで2学期最初の授業を行った。1年生(8人)の教室では、児童が夏休みの思い出や、これから頑張りたいことなどについて語り合った。
 始業式は体育館で行われ、全校児童を前に松本校長が「2学期は1年間で一番長い学期。あいさつをしっかりする、目当てを持つ、友達を思いやる、の三つを守って毎日を過ごしてほしい」とあいさつした。
 次いで、代表児童3人がステージに立ち、夏休みの出来事や2学期の目標などを発表。勉強や運動を頑張ったり、家族との楽しい日々を過ごしたことなどを振り返り、新学期も充実した学校生活を送ることを誓った。
 佐藤朱莉さん(1年)は「灯篭七夕の山車を夜まで引いたのが思い出に残った。2学期は得意な算数をもっと頑張りたい」と張り切っていた。
 19日は大船渡、陸前高田両市の計6小学校で始業式が行われる。