秋の高校野球沿岸予選/高田と大船渡敗れる ともに敗者復活戦へ きょう大船渡東・住田連合登場(別写真あり)
令和4年8月28日付 6面

第75回秋季東北地区高校野球県大会の沿岸地区予選は27日、釜石市の平田公園野球場で開幕した。初日は1回戦3試合を実施。気仙勢は、高田が宮古に、大船渡が釜石にそれぞれ敗れ、敗者復活戦に回った。28日は、大船渡東・住田連合が代表権をかけて宮古商工と戦う。
今予選には、大船渡、高田、宮古、宮古商工、釜石、「大船渡東・住田連合」、釜石商工・大槌・岩泉・山田の「三陸連合」の計7チームが出場。9月4日(日)までの延べ4日間で、県大会出場権3枠を争う。
第1試合で宮古と対戦した高田は二回、先頭の4番・戸刺が内野安打で出塁し、2死二塁から7番・横澤が技ありの適時打を放ち、1点を先制した。
しかし、五回に同点に追いつかれると、六回には先頭打者に二塁打を浴び、犠打で三塁まで進められたところで失策から1点を献上し、勝ち越しを許した。
追いつきたい高田だったが、五回までに6安打を放った打線が沈黙し、六回以降は1安打に封じ込まれた。
高田の先発・菅野竜はテンポのいい投球で相手打線をかわし、2番手・伊藤も粘りの投球をみせたが、打線は好機で相手の好守に得点を阻まれるなど、一回から五回までで計6残塁と、攻撃の決め手を欠いた。
一方、大船渡は第3試合で釜石と対戦。不安定な立ち上がりを突かれて初回にいきなり1点を失うと、三回まで無安打に封じられるなど、反撃の糸口をつかめないまま試合は中盤まで進んだ。
四回、大船渡は先頭の2番・佐藤が四球で出塁し、盗塁と敵失で一気に三塁へ。無安打でつくった好機で1死後、4番・今野がスクイズを成功させて同点に追いついた。
しかし、五回に2死一、二塁から適時二塁打を浴びて再び追う展開に。釜石の先発左腕・阿部煌の前に1点が遠く、1―3で敗れた。
大会2日目の28日は、代表決定戦2試合と敗者復活戦1回戦1試合を実施。代表決定戦第1試合(午前9時)で大船渡東・住田連合が宮古商工と対戦。同日は第3試合(午後2時20分)の敗者復活戦1回戦で大船渡と高田が戦う。
▽1回戦
高 田
010000000|1
00001100×|2
宮 古
⚾二塁打=箱石2(宮)
(高)菅野竜、伊藤―横澤
(宮)赤間、折祖―箱石
▽同
釜 石
100020000|3
000100000|1
大船渡
(大)佐々木怜、山本―志田
(釜)阿部煌―千葉
⚾二塁打=千葉(釜)