種山の自然 走って体感 24日にトレラン大会 参加者9日まで募集 前夜祭は星空観察やクッブも

▲ 特設サイトがオープン。サイト内で申し込みを受け付けている

 住田町や奥州市などにまたがる種山ヶ原森林公園内で24日(土)に行われる「住田つながりトレイルランニング2022」(実行委主催)の申し込み受け付けが、特設サイト(https://sumitatrailrun.wixsite.com/sumita)で始まっている。9日(金)まで、居住地、年齢を問わず参加者を募っている。大会前日の23日(金・祝)は午後5時から前夜祭も開催。星空観察会やクッブなどを予定しており、大会参加の有無を問わず来場を歓迎する。(清水辰彦)

 

特設サイトがオープン

 

 トレイルランニングは、自然に囲まれた中を走るアウトドアスポーツの一つ。ランナーそれぞれのペースで気軽に楽しむことができ、各地で大会が生まれている。
 住田町では、新たな資源活用や交流人口拡大につなげようと平成30年3月、仮設住宅住民らのコミュニティー支援活動などを展開してきた一般社団法人・邑サポートや、同・SUMICA、町地域おこし協力隊、住民有志らで構成する実行委が発足。令和元年10月に世田米の町役場を発着点とし、神社へと続く石段、気仙川沿い、急勾配の林道と、街並みや自然を生かしたコースでの大会を開いた。
 新型コロナウイルスの影響で昨年、一昨年は開催を見合わせたが、今年は3年ぶりの開催を決定。種山ヶ原森林公園内の散策路を中心としたコースで、一部奥州市側も走るルートを設定した。
 大会は24日午前10時から。「学生の部」(高校生まで、約4㌔)、「ミドル」(約18㌔)、「ロング」(約36㌔)の3部門を設け、スタート地点はいずれも遊林ランド種山とする。
 学生の部は遊林ランドを出発して物見山がゴールとなる。ミドルは物見山到着後にイベント広場、星座の森などを駆け抜け、折り返して遊林ランドを目指す。ロングは、ミドルのコースを2周する。
 定員は先着80人で、町内外問わず誰でも参加できる。参加料は学生の部が2000円(参加賞、保険料込み)、ミドルが5000円(同)、ロングが7000円(同)となる。ボランティアスタッフも募集しており、参加には1500円(同)が必要。各部で町民割引がある。
 本番前日の23日には、公園内のイベント広場で前夜祭を開催予定。奥州市の市民有志で構成する星空ナビゲーター「ホシミネスカ」を講師とする星空観察会では、秋の星座観察を楽しむ。夜のクッブ体験も行うこととしており、キッチンカーも出店予定。
 前夜祭は大会に参加しない人でも来場可能で、入場無料(飲食代は別途)。実行委では前夜祭、大会を通じて、ボランティアやレース参加者とのつながり創出・強化も目指しており、町内外からの参加者同士の交流などを通じた地域活性化を見据える。
 大会に関する問い合わせは実行委までメール(sumita.tsunagari.trailrun@gmail.com)で。