新型コロナウイルス/県内の累計患者数 10万人を超える 気仙は3000人に迫る 初確認から約2年2カ月 第7波の影響大きく
令和4年9月13日付 1面
県などは11、12日の両日、大船渡市6人、陸前高田市2人、住田町1人の計9人を含む県内の964人から新型コロナウイルスが検出されたと発表した。気仙の新規患者数は、11日が8人、12日が1人。県内の累計患者数は11日に10万304人となり、令和2年7月に初めて感染患者を確認して以来、約2年2カ月で10万人を超えた。気仙の累計は2994人で、3000人目前の状況。これまでにない感染の急拡大をもたらした第7波の影響が大きく、県は県民らに引き続き対策の徹底などを呼びかけている。(三浦佳恵)
管内は11日8人、12日1人
11、12日の感染状況をみると、県内の検査報告数(前日分)と新規患者数は、11日が1630件、588人、12日が807件、376人。県内で新規患者数が1000人を下回るのは5日連続で、12日は7月19日以来の300人台だった。
2日間で、県外在住者6人を含む10歳未満~90歳以上の男女からウイルスを検出(県内保健所別の感染者数は別表)。クラスター(感染者集団)関連は23人、過去の患者との接触歴があるのは193人、発表時点で感染経路不明(接触歴未確認も含む)は748人(うち盛岡市300人)。
気仙市町別の新規患者の内訳は、11日が大船渡市5人、陸前高田市2人、住田町1人。12日は大船渡市の1人のみだった。この2日間、クラスターに関連する新規患者はなかった。
クラスターは2日間で新たに、盛岡市内の高齢者施設で発生。公表済みのうち、10件で患者数が増えた。
12日午前9時現在、累計患者数10万680人のうち、入院中は124人(うち重症者3人)、宿泊施設療養中は19人、自宅療養中は4183人、退院などは9万6354人(うち死亡176人)。
病床使用率は28・5%と前日を上回った。人口10万人当たりにおける直近1週間の新規患者数は419・3人となり、7日連続で前日を下回った。
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県内では、令和2年7月29日に初の感染患者2人を確認。その後の患者数は、全国的な感染の流行期に合わせて推移してきた。
昨年末までに公表された県内の患者数は3190人だったが、今年に入るとオミクロン株のまん延で感染者が急増。2月26日には1万人を超えた。
その後も感染の拡大はとどまることなく、5月には3万人、7月には5万人に達した。特に同月以降はオミクロン亜系統「BA・5」への置き換わりが進み、3年ぶりに感染対策の行動制限がない夏休みで人の往来が活発になり、1日で1000人を超える新規患者が確認されるなど、これまでにない感染の急拡大がみられた。累計患者数は、1万人の突破からわずか約半年で10万人を上回った。
保健所別(別掲グラフ参照)でみると、今月12日現在で最も多いのは盛岡市の2万9551人。次いで、中部2万830人、県央1万5306人などと内陸部での感染が多い。沿岸部は2000~4000人台で、最多は久慈の4731人、県内も含め最少は釜石の2382人となった。
大船渡は2994人と、釜石に次いで少ない。この半数余りとなる1507人は、先月公表された患者だった。大船渡の市町別内訳は、大船渡市1803人、陸前高田市853人、住田町192人、保健所管内146人。
県内は今月に入って新規患者数の減少がみられているが、収束のめどは依然として立っていない。県は引き続き、県民らに基本的な感染対策の徹底や、体調不良時の医療機関への相談、受診は可能な限り平日、日中に行うことなどを呼びかけている。






