大船渡AC 快走で4連覇 73チーム出場の一般部門で あっぴリレーマラソン 八幡平で
令和4年9月22日付 7面

八幡平市、同市教委など主催の「あっぴリレーマラソン2022」はこのほど、同市の安比高原で開かれた。このうち、一般部門に出場した大船渡市などのマラソン愛好者らでつくる大船渡AC(熊谷佐智夫会長、会員25人)が、令和元年の前回大会を上回る快走で4連覇を達成。メンバーらはこの結果をモチベーションにつなげ、今後のさらなる飛躍を誓っている。(菅野弘大)
総合順位は過去最高の3位
同大会は、仲間や家族で4~10人のチームを編成し、メンバーでたすきをつなぎながら1周2㌔のコースを周回して、42・195㌔を走るフルマラソン大会。令和元年は337チーム、約3000人が出場したが、2年は新型コロナウイルスの影響で開催中止、3年はオンラインで開かれた。
3年ぶりにランナーが一堂に会して開かれた今大会は、新型ウイルス感染防止の観点から、出場チーム数を減らし、▽一般▽男子▽小学生▽ファミリー▽職場──の5部門に162チームが出場。大船渡ACがエントリーした一般部門では、73チームのランナーが健脚を競い合った。
例年の大会では2チーム出場していた大船渡AC。今大会は若手メンバーを中心に編成した1チームでエントリーし、大会4連覇を目標に掲げながら、今後に控える駅伝大会も見据えて挑んだ。
アップダウンの激しいコースで、前半はライバルチームと競り合うレース展開となったが、1周ずつテンポ良くたすきをつないで徐々に差をつけ、1位でフィニッシュ。前回のタイムを約10分縮める2時間21分56秒で4連覇を達成するとともに、全部門の総合順位では、過去最高の3位となった。
地元のメンバーは定期的に集まって練習を行い、そうでないメンバーも個人練習を重ねながらコンディション調整に汗を流してきた。チームの次なる目標は、大船渡市代表として出場する「一関・盛岡間駅伝競走大会」(通称・日報駅伝)で結果を残すこと。昨年の同駅伝では、思うように記録が出せなかった悔しさを胸にリベンジを誓う。
千葉敦司監督(48)は「優勝を狙っていたが、ほかのチームの様子も見ながら、うまくレースを進めることができたのではないか。次の目標は日報駅伝。今大会の優勝を弾みに、一桁(順位)を狙っていきたい」と見据えた。
優勝した大船渡ACのメンバー次の通り。
※大船渡AC▽監督=千葉敦司▽マネジャー=鈴木眞紀▽選手=千田翔平、高橋祐輝、及川公章、伊藤淳、千葉洸汰、佐々木飛鳥、千田洋子、佐々木詩音